人麿の歌集とその成立

... 五十年足らずの年代を遡る新古今集成立以後のものとすることは出来ないであろう。異本柿本等が新古今から「衣手」の一首を採る位ならば、他の出所不明の三首も採りいれる筈の様に思われるので -234- 勅撰集(新古今以後)の人麿歌と異本柿本集.

... その内容によって部立別に配列するなど後世の編纂を想定させるものであるが ... 歌集とその成立』において「歌仙家集本系(注 I 類本回系統である)が古い」とされ、その成立時期は「拾遺集の成立に先立つ」との見解を提出され III 類 ... 人麿家集の成立と拾遺集.

... 人麿歌集』の一種以上が大伴家持の編んだものであろう、と推測する者であるが、それは、天平十二年以後、おそらく原万葉集編纂事業の始まる数年前から編纂事業開始のころにわたる年代のことであったと思われる。原万葉集を編まねばならなくなって、その ...

... 歌集における略体歌と非略体歌」『国語と国文学』 38-5 『柿本人麻呂論考』所収 5 . 377 橋本達雄「人麻呂作品の注記について一人麻呂歌集と ... その成立』(至文堂刊) 3.8 井出至「人麻呂集戯書『開木代』について」『万葉 ... 人麿署名歌における異伝」「 374.

尾崎暢殃. 二六人麿の歌集とその成立二七語文、第十五輯、「人麿歌集とその所収巻について」、その他。二八国学院雑誌、昭和三十七年七八月、「人麿歌集非略体歌原本の性格」二九文学、昭和三十八年五月、「柿本人麿における略体歌の位置」三〇日本歌謡 ...

... その歌が上述のごとく、人麻呂の個性に乏しく民間歌謡的性格が濃厚であるとすれば ... 人すなわち人麿の表記と考えなくてはならず、従ってその成立を後代におく後藤利雄氏の説を、きびしく批判したことは前に述べた。以上が、阿蘇氏が大著『柿本人麻呂論考』で ...

島田良二 127 柿本人麿集人の歌集とその成立至文堂後藤利雄氏参考文献最後に一言加えると、第三類本については、特に精緻詳細な研究「人麿の歌集とその成立」があり、ほとんど論じつくされているので、併せ読まれることを望むとともに、後藤利雄氏の研究 ...