... 釋轉寢の夢の中へ琴の音が聞えたと思って目を覚ますと、一人寝てゐる自分の手枕に觸れて、今、髪の毛が一筋ピンと切れたのであった。艶な趣の春の夜である。(歌の作りやう)うたたね〔ロ〕春の宵に手枕をして、ついうとうととまどろんだ ... 全釋みだれ髪研究.

... 全釋みだれ髪研究(Yūhōdō, 1957, 1969); and Itsumi Kumi, Midaregami zenshaku みだれ髪全釈(Ōfūsha, 1978, 1986). The latter, which was not yet available when this article was written, arranges the poems in order of first publication; those ...

... 研究特集(「近代短歌研究」昭三八・一一)明星派の人と文學(「國文學」昭三九・一 ... みだれ髪を読む『第一筆のしづく』明三六・七文祿堂書店)菅沼宗四郎編『白櫻遺芳 ... 全釋みだれ髪研究』(昭三二・一一有朋堂)佐藤春夫『みだれ髪を読む』(昭三四・六 ...

... 全釋みだれ髪研究」(昭 3 ・ 10 、有朋堂)藤森明夫著「近代秀歌」(昭 3 ・ 9 、明治書院)木俣著「近代短歌の鑑賞と批評」(昭 3 ・ 11 、明治書院)村田邦夫著「近代短歌要解」―改訂新版(昭 4.7 、有精堂出版) K 永田義直編著『近代短歌名作選」(昭 5.5 ...

「みだれ髪」の再版存否の問題と: 38 )等の「第二版以下云々」などを指すので ... みだれ髪」が出て間もなく、新詩社中の一人、後に幸徳秋水事件の辯護士をした平出修が黒 ... 全釋みだれ髪研究( 21 の記述は、晶子自身の三十餘年後のすでにお)も「正にその ...

逸見久美. 『みだれ髪」の全釈に先だって「みだれ髪」研究の過程評論家神崎清は昭和二十三年十一月の「婦人画報」( 3 巻 11 号)に「鉄幹と晶子の恋愛往復書簡」、翌二十四年十一月の「若い婦人」( 2 号)に「未発表鉄幹・晶子恋愛秘録」-往復書簡」を二回 ...

... みだれ髪』に指摘されてきた渋さは、一に右の反逆に負っている。試みに佐竹壽彦博士の『全釋みだれ髪研究』か佐藤春夫の『みだれ髪を讀む』を読んでみるとよい。二書は『みだれ髪』の全釈にいどんだ書物であるが、その執筆過程でひとかたならぬ辛酸を舐め ...