能登半島の調査から抽出した農民漁業/海民漁業の分類を基に日本の伝統的漁民社会を兼業型(主農従漁/主漁従農)、共生型、出稼型に類型化しその構造的特質を考察。

... 漁民はその中心的な存在となり、やがて連鎖移住を来すようになった。広範囲におよぶ移動と転業を繰り返してきた彼らは、社会 ... 生活慣習・下」白川書院、 1974 、 181 + 214 頁。 4)抽稿「漁業をめぐる空間利用ー漁民のまなざしからー」(吉越昭久編著『人間 ...

... 漁民だけではありません。農民も市民も参加しています。諫早湾干拓事業による被害はけっして有明海沿岸の漁民にだけ、諫早市の農民にだけ生じているのではありません。有明地域の自然環境、そこに生活している全住民の社会的生活環境が全体として破壊され ...

... 漁民の低生産・低所得を問題視する視点にたち,家船漁民の分断された家族生活が正月のわずかな時間のあいだ合流するさまを描いたものである.再会前,海上での親の労働生活,陸上での子の学寮生活が対比され,非識字の親世代と識字の子世代の生活様式がずれ ...

... 漁民はその生活習慣をよく保持しており,老漁民の中には今もなお船上生活を継続する者すらある。生業についても同様であり ... 社会の閉鎖性約 40 年ほど前まで船上生活を続けてきた漁民の社会は,都市民農民のそれに比較して閉鎖的な点に特色がある ...

古くから船上で暮らしてきた太湖の漁民たち。建国後の「漁業社会主義改造」により陸上定住者となった彼らの暮らしの変化とは何か。国民国家への統合プロセスを追いながら、 ...