カラコルムの未踏峰ディラン遠征隊に、医師として参加。そこにあるのに到達を拒む、白銀の三角錐とは? 日本山岳文学の白眉。

... 峰はなく、世界の岳人の目は中国を見ていた。我々も、中国ヒマラヤの未踏峰許可取得を目指すことにした。そして、近藤さんにも参加してほしいと考えていた。北社夫著『白きたおやかな峰』のような傑作を、近藤さんにも物してもらいたいと期待したのである ...

事件白きたおやかな峰北杜夫巨大な山塊、そそり立つ岩壁。ヒマラヤ山脈の処女峰ディランに挑む日本の遠征隊にドクターとして参加した著者が、大自然の魅惑と愛すべき山男たちの素顔を描く。価 320 円大岡昇平小学校の同級生と結婚しようとした少年が結婚 ...

... 峰をもつ。北杜夫『白きたおやかな峰」 パキスタンの舞台になった山として有名で、「ディランはお伽の国の魅惑にみちた特別製の砂糖菓子のように眩ゆく光り輝いた」という描写がある。ウルタル氷河 Ultar Glacier[]フンザの背後にあるウルタル谷を ...

... 白きたおやかな峰」(新潮文庫)、また近年の話題作でいえば夢枕猿の「神々の山嶺」(集英社)が挙げられるだろう。エンターテイメントでは、山岳ミステリーの枠林太郎(「上高地殺人事件」(角川ノベルズ)も見逃せない。山の名著「山の憶い出」小暮理太郎(平凡 ...

... 白きたおやかな峰』は、その. 崎は、宇治長次郎を案内人に選び、測量チームを率いて山頂を目指すことになる。本作に登場する、職業として山に登る男たちの使命感や忍耐力、そして勇気に、読み手は思わず拍手を送りたくなるだろう。さて、山を仕事場とする ...