おじさんのかさ

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おじさんのかさ

  • 佐野 洋子【作・絵】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(1992/05発売)
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  • サイズ A4判/ページ数 31p/高さ 31X22cm
  • 商品コード 9784061318809
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

おじさんは、くろくて大きなかさが自慢です。雨が降っても決して開きません。でも、ある雨の日、楽しくうたをうたう子どもたちに出会って…。かさと一緒に、少しずつおじさんの心も開いたゆきます。
厚生省中央児童福祉審議会推薦、サンケイ児童出版文化賞推薦賞、全国学校図書館協議会選定図書、日本図書協議会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書

幼児から

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

173
読後の次男。おじさんが、かさを使わなかった理由が不思議だったみたい。「お婆ちゃんからもらった”赤いスーパーボール”と同じかな?」と会話。何の変哲も無い小さなスーパーボール。次男にとっては、とても想いいれがあるみたい。そんな想いを大切にしてもいいのかなぁ。おじさんも同じじゃない・・・。そんな”想いいれ”を思い浮かべます。佐野氏の絵、はそんなおじさんの心境をとても表している気がします。特に、最後のおくさんの表情がいいなぁ、と感じます。2013/01/06

seacalf

160
お気に入りの傘を眺めてうっとりとしてしまうおじさんの気持ち、よくわかるわかる。大事にし過ぎてしまって、端から見るとヘンテコな振る舞いに見えることを上手に表現していること。それでも子供達の会話に耳をすませて、本来の傘らしい用途に気付いて素直に雨音や水跳ねの音を楽しめるようになったおじさんがキュート。心をほどいて、日常にあふれたささやかな喜びを見いだしてくれる。大切な傘を電車内に置き忘れた経験以来、持ち歩かなくなってしまったけれど、そろそろまたお気に入りの一本を探してみようかな。ポンポロロンを聴いてみたいな。2020/09/08

舟江

118
ドラマ「この声を君に」で読んでいたので、図書館で立ち読みした。使うべき道具を、床の間に飾って置くようなことは、確かに心当たりがある。作者の名前を見て納得した。2017/11/04

♪みどりpiyopiyo♪

110
おじさんは、とっても りっぱなかさを もっていました。くろくて ほそくて、ぴかぴかひかった つえのようでした。■ああ、これ 好きだ~♪ 大事な宝物を だいじにし過ぎちゃうこと あるよね。楽しそうな人を見て、あれ?っておもうんだよね。■あめが ふったら ポンポロロン あめが ふったら ピッチャンチャン  新しいたのしみ。おじさん よかったね ( ' ᵕ ' ) 2017/07/04

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

95
♪あめがふったらポンポロロン あめがふったらピッチャンチャン♪ 青で縁どりされた涼しげな絵本です。出かける時は必ずかさを持っていくおじさん。黒くて、細くて、ピカピカ光る立派なかさを、おじさんはとてもとても大切にしていました。ちょっとくらいの雨なら開かない。大雨でも開かない。だって、大切なかさが濡れてしまうから……。でもね、おじさん。雨の日にかさが奏でる音楽もなかなか良いものですよ♪ 1992年5月初版。梅雨の時期になると読みたくなる本です。2015/07/01

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