出版社内容情報
ワニ皮300万頭分，オオトカゲ皮270万匹分――いずれも1981年～87年に日本が輸入した野生動物製品であり，ワシントン条約で取引が禁止されている．絶滅の恐れのある動物とは？ 条約の意義，政府の対応などわかりやすく説く．
目次
ほろびゆく動物たち
ワシントン条約と日本
続発する不正取引
象牙取引禁止まで
未来をひらく条約
感想・レビュー
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扉のこちら側
75
2017年6冊め。日本がワシントン条約に調印し批准するまでの7年間は駆け込み輸入が激増したという浅ましさ。そして批准に際しても国内法整備を怠った（怠ったのか意図的に行わなかったのか不明）がためにザルのように抜け放題というお粗末さ。第三世界の貧困は植民地経済の重いツケ。先進国を問い詰め続けながら、他方の先進国も野生動植物の保護と第三世界の自然と共存共生する人々の経済も考えなければならない。2017/01/07
