出版社内容情報
重力はビッグバンの中から誕生した.この時期の宇宙を描く理論とはどのようなものだろうか.ニュートン,アインシュタインの理論から最新の超重力理論までを紹介し,宇宙定数,量子ブラックホール,初期宇宙の謎に迫る.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
8
超新星爆発は 星、自らの重力で小さくなり爆発し中性子星になる。太陽の30倍以上の質量ならさらに重力崩壊が進み周りを巻き込んで吸収して行く。重力崩壊の中では光も外に出ることが出来ない。一度入り込んだら観測者から見ると円の真ん中に点がある様に見える。重力は時空を歪ませ時間を遅くする性質がある。重力崩壊出来ない星は磁気波を飛ばす。宇宙は太陽の重力によって星は重力崩壊でブラックホールになるか爆発して磁気波となって砕けるか運命共同体だ。2014/04/27
ほんのみちを
0
数学、物理、宇宙論。 この辺りは、まずは「教科書」的な本で基礎知識を身につける必要がある、と感じる。 知識の土台なくして、積み上がるものも無い。2019/06/09
takao
0
一般相対性理論では、重力は時空の歪み。数式いらずの解説だが、簡単ではない。2017/02/20
死の舞踏
0
相対論と量子場の理論両方が成り立つプランク時間以後の物理を見ることで、量子重力理論の探求にむけてのヒントを紹介する本。ホーキング輻射というまだ観測されていないものの、古典では説明のつかない新規の予言を紹介する。しかし宇宙項問題という両理論の矛盾する点があることも書いてある。最後にプランク以前の宇宙の仮説についても触れる。長さスケールの軸で(又は宇宙の時間)全てを並べてくれているために、個々の内容は兎も角、わかりやすくお手軽に読めるのではないだろうか。2014/01/24
ipusiron
0
1999/2/14読了2010/04/21