出版社内容情報
前置きの長い日本語と結論を先に言う英語,「行く/来る」と「go/come」,「ナル型」と「スル型」.こういう一見無関係に思える日英語の発想法の違いは,「ケジメ」の有無という,たった1つの違いから生まれていた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
6
日本語の動詞は、その行為をした結果どうなったか、までは表すことが出来ないが、英語は前置詞や目的語で表すことができる。日本語は、行為の結果=ケジメ を作りにくい性質を持つ ということについて書かれた本なので、ケジメのない日本語 という題なのでしょう。英語と日本語の性格の違いについて書かれた本ですので、英語や日本語の勉強をしている人向けだと思います。日本語はやや不便というか扱い方が難しいと思いました。ただ英語の文法がよく分からないのでイマイチ理解が出来なかったので流し読みでした。2015/04/09
niko
0
ただ一言。題名をなんとかしてほしい。中を読むと、日本語と英語の違いについて非常に分かりやすく書いてあって、日本語を理解するという点でも、英語を理解するという点でも、言語学を理解するという点でも素晴らしい本だと思いますが、「ケジメ」という、2つの言語に優越をつけているような印象を与える言葉を使うことにはもう少し慎重になってほしいなと思います。2010/07/26
ena
0
英語と日本語の違い。ざっと流し読み。 英語母語の日本語学習者は、こういうところ納得出来なさそうだなーって思った。 私も、英語ではなんとなくこういうのってわかる(部分もある)けど、それを改めて説明してくれて、あ、確かに、となっとく。結構内容が細かいので、特にこの分野に強い興味のある人以外はわかりにくいか・・・も?2014/09/14