出版社内容情報
人が人として育つことの困難をこれほどに痛感する時代があっただろうか.教育について考えることは,私たち一人ひとりの生き方を問うものとなった.本講座は,教育の危機と病理の実相を日々の生活のなかに明らかにし,解決すべき問題を根底から問い直して,最重要課題となった教育改革のための手がかりを提供する.
目次
1 学びの転換(学びの転換―教育改革の原点)
2 学ぶことの危機(「学べない」子どもたち―学びの危機;学びと対話―「唯一の声」から発達を考える;学校化された学びのゆがみ;生きるための学習)
3 教育内容の課題(身体技法の現代的逆転;言葉の教育/教育の言葉;自然に学ぶ;学びの文化領域―越境と編み直し)
4 授業の改革へ(新しい授業実践のこころみ;教師にとっての学び;授業の創造と教師の成長)