大型絵本
海のおばけオーリー

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  • サイズ A4判/ページ数 200p
  • 商品コード 9784001105674
  • NDC分類 E
  • Cコード C8000

出版社内容情報

ある町で大さわぎがおこりました.近くの湖におばけが出るというのです.ところがそのおばけの正体は,前世紀の怪獣でも怪魚でもなく,かわいい子アザラシでした.マンガじたての楽しい絵本.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

303
作者(絵と文)のマリー・ホール・エッツはミルウォーキー生まれ。本書は1947年の出版。絵はすべてモノクロームの黒インク描写で版画風の趣き。タッチは往年のアメリカ漫画を思わせる。ただし、あって線は力強い。ラストシーンの前の五大湖の絵地図は、広大なアメリカ賛歌のよう。お話は、やや長く、絵も小さいので読み聞かせにはあまり向かないだろう。小学校中学年くらいからの一人読み向きか。2023/10/20

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

115
『おばけ』の正体は可哀想な子供アザラシ。母親が餌を探しに行った隙にさらわれた赤ちゃんアザラシは、水族館に売られてしまう。やさしい飼育係との出会いが彼の運命を決める……。風刺の効いたユーモアを交え、白黒のコマ割りで描かれる冒険物語。翻訳者の石井桃子さんによるとマリー・ホール・エッツさんは夫を2度亡くし、自らも病身を抱え苦労した人らしい。「死を前にして、万物と一体になろうとした経験」から生まれたという『もりのなか』同様、死の気配を漂わせながら静かな愛情が伝わってくる。初出1947年。日本語版は1974年初版。2016/06/12

ネギっ子gen

60
【お母さんのいる海に行くんだ!】岸本佐知子さん推薦。表紙がインパクトあるよね。石井桃子さん訳。紙芝居風の流れで物語が進む、米国の傑作絵本。ある町で、近くの湖におばけが出るというので大騒ぎ。でも、その正体は――。<わき目もふらず、ミシガン湖をのぼり、ヒューロン湖をくだり、エリー湖をおよぎぬけて、ウェランド運河へ――さて運河をこえると、オンタリオ湖です。オンタリオ湖からは、大きなセント・ローレンス川がながれ出ていました。川にうかぶ島々をめぐり、激流をくだり>、ようやく探していた海岸まで来てみると、そこには――2023/11/01

Kawai Hideki

32
母親のアザラシが餌を取りにいっている間、きまぐれな人間の親切心が子供のアザラシ、オーリーの運命を変えてしまう。母親と引き離され、何も悪いことをしていないのに、大勢の人間を驚かしてしまったばかりに「ばけもの」と間違えられ、とんでもない手配書まで出回る始末。誰もオーリーに救いの手をのべてくれない状況で、飼育係のおじさんだけが味方になってくれる。人間のエゴに翻弄され、不安でいっぱいの日々を送りながらも、力強く自分の居るべき場所に向かって進むオーリーの姿に励まされた。2013/12/23

panashe

23
お母さんが魚を取りに行っている間に捕獲されちゃったアザラシのオーリー。楽しくて一気に読んでしまった(^.^) オーリー頑張れ!捕まっちゃダメだよって。街での噂になったオーリーの似顔絵があまりに可笑しくて吹き出しちゃった。最後はお母さんに会えてよかったね。アザラシは丘では早く歩けないんですよ〜(^.^)2018/07/31

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