出版社内容情報
いたずらっ子のために大騒動にまきこまれるパン屋さん一家,腕はいいのになまけ癖のある石工,ぶきような陶芸家がお姫さまの心をつかむ話など,イギリスの詩人による楽しいお話6編.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
38
六つの短編集。表紙が素晴らしいですね。個人的には二つ目の「おばあさんと四つの音」がすきです。こういう優しい人間になりたいなあ。2017/03/18
ぱせり
8
どのお話からも、型にはまったきちんとした形をほんの少し壊すことで、広がる世界や深まる喜びなどが描かれているようです。楽しかった!どれも好きですが、「おばあさんと四つの音」が一番好き。おばあさんのさややかで幸福な暮らしにすっかりくつろいでしまいました。2010/06/14
topo
7
嵐の月曜日に来た女の子の名はマンデー。しっちゃかめっちゃか嵐のように振り回されて仲良し家族が大混乱。 月曜日は平穏に過ごしたいよねぇと思いつつも面白かった。 他、懐かしい雰囲気の童話五編。 エドワード・アーディゾーニの挿絵も素敵。2023/01/23
bibliophage
7
ごく普通の幸せな家族に突然飛び込んできた、禍とでも言うべき女の子。沢山かき回されて、ある日居なくなってしまう。その時家族は?何だか素敵な後味でした。2015/10/21
ぐるぐる244
6
多くは昔話から再話されたもので、創作されたものもどこかで読んだような気がする。「エルフィンストーンの石工」→「トム・ティット・トット」「大工と鬼六」(知らなかった!)「ガタガタの竹馬小僧」/表題作は、「小さな二つの目はくっつくように並んでいる。髪は黒くてまっすぐ。歯がぜんぶ見えるくらいに口は大きい」マンディが誰かは最後まで分からないまま。一番印象的。アーデイゾーニの挿絵。2018/08/26