出版社内容情報
国王に忠誠を誓うフランスの若き騎士ダルタニャンは,策略をめぐらし,剣をふるって,枢機卿の陰謀にたちむかう.3人の騎士との厚い友情が生き生きと描かれたデュマの傑作.[解説 木坂涼]
内容説明
田舎からパリにやってきた若き騎士ダルタニャンは、さっそく王と枢機卿が争う宮廷の陰謀にまきこまれてしまう。ダルタニャンは、親友となった三人の騎士とともに、命がけで、イギリスへわたった王妃のダイヤをとりもどそうとする。中学以上。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
43
岩波文庫で嘗て読了しましたが、再読する自信がなく、少年文庫版で。十分面白いじゃないですか!岩波少年文庫、侮り難し(o^O^o)。ダルタニャン、まだ少年と言ってもいい年齢なんですね。恋にはもっと慎重になろうよ!下巻も楽しみ。2022/07/14
うらなり
30
レミデイという女性にダルタニアンと3人の騎士アトス、ポルトス、アラミスが振り回された物語とも読める。レミデイは最初 アトスの妻でもあったが、バッキンガム公爵暗殺を謀ったり、多くの毒殺、結婚詐欺など美貌を武器にしての謀略を重ね最後は架設裁判のような形で漸死刑となる。枢機卿という立ち位置は日本の封建時代にはないのではあるが、安国寺恵瓊の強力版というかんじだろうか。2021/05/05
フリウリ
13
真夜中の図書館電子書籍サービスにて。岩波文庫版の生島遼一氏の翻訳です。当然のことですが、こっくりとした味わい深さという点では物足りませんが、十分といえば十分です。82023/12/04
kyonkyon
5
文学少女ではなかったので、世界の名作というのをほとんど読んでおりません。先日、子どもから三銃士を読みたいとリクエストされたのですが、たくさんある中でどの本を買おうか迷い、只今読み比べ中...と言っても、図書館には岩波文庫と青い鳥文庫しかなかった...。同時に違う訳の本を読むのも面白い。2016/09/24
立ち待ち月
4
うっかり間違えて児童向けを借りてきてしまったけど、体調悪いし、これはこれでいいか。と読み始めたんですが……。 これ、結構枝葉がきってあるからかもしれないけど、下手な今どきの小説どころじゃない展開の速さで面白いです。これなら、全訳版でもいけたかな。 ただ、主人公けんかっ早すぎるし、人殺すのに抵抗ないし、いきなり人妻に恋するし、王から、スペインから嫁いできた王妃とイングランドの公爵の不倫を隠すために動いてるし、当時の価値観とはいえ、けっこう無茶苦茶やってますねぇ。2024/01/29