足音がやってくる

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足音がやってくる

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784001155082
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

バーニーはごくふつうの8歳の少年.ところが大叔父の死んだ日から,ふしぎな足音をきくようになる.一家はしだいにパニック状態に追いこまれてゆく.日ごとに近づく足音の正体は? カーネギー賞受賞作.

内容説明

日ごと夜ごとに近づいてくる足音・その正体は?次弟にパニック状態に追いこまれてゆくバーニー少年。ジュニア向けゴースト・ストーリー。’82年度カーネギー賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりこ

3
なんの足音?原題は『The Haunting』「幽霊にとりつかれること」 8歳の少年バーニーに迫り来る足音の正体は幽霊か魔法使いか?冒頭からぞくぞくするような不穏な空気が充満している。ひるみつつ踏み入れる。バーニーはなぜ足音が聞こえるのか?他の家族は?ラストで物語は急展開する。特別な能力を与えられた人は幸運なのだろか。魔法のように特別な力であればあるほど、それをどう使うかは難しい。マーヒーの幽霊や魔法は日常の中にするりと入り込み違和感を感じさせない。深いところで響く。あぁ 怖かった。2013/05/02

星落秋風五丈原

2
魔法使いを受け入れる人々と、ある種の怖れを持ってみる人々、両方を 登場させるマーヒーは、安易なハッピーエンドを提供せず、嘘っぽくなくて いいなと逆に思います。マーヒーは、魔法を「恐れるべき力」としてでなく、 「自分だけにある特別な力」で、それも自分の大切な一部なんだと 登場人物に言わせています。とても新鮮な捉え方だと思います。 物語の登場人物は、思春期、またはこれから思春期を迎える少年少女達です。 これを読む子供達も、思春期という自我形成の年令に、必ずみんなと違う所を 感じるはず。2005/08/20

珂南

1
読み進めていくと、存外に重い話でした。一族に生まれる魔法使い、その血を引いていると思われた主人公が魔法使いのおじさんに連れていかれてしまうと思いきや、意外なところからも一族の魔法使いが発覚。最後は大団円で、コールおじさんが丸くなっていくのもおもしろかったです。2013/01/13

naonchi

1
序盤が意外に怖かった。小学生くらいの時に読んだら怖くて途中棄権してしまったかも・・・。超自然的な話のように思わせて、家族との関係や、個性と世の中との軋轢など案外と深読みも出来る内容。82年カーネギー賞受賞作品。2012/11/13

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