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カニグズバーグ作品集 〈3〉 ぼくと〈ジョージ〉/ドラゴンをさがせ 松永ふみ子

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001155938
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

大人たちは気づかないけれど,体の中にジョージが住みついているベンジャミン.探偵に憧れていて,ドラゴンの絵しか描かないアンディ.思春期の少年の自分探しを描く2作.〔解説・河合隼雄〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

5
ドラゴンはここにはないもの、つまり冒険の象徴だ。探偵ごっこが好きなアンディは ドラゴンの絵を書くことだけで満足し、外に積極的に出ていって本物のドラゴンを探すことはない。おそらく、エディの存在がなければ今でも安全圏に留まっていたことだろう。エディはアンディと同じ目線を持った大人だ。だからフォックスメドウとは別の場所を求める。そんな二人の心が呼び合ったのだろう。カニグズバーグは安全圏にいながら冒険を求める二人に、「冒険は楽しかったね。」というありがちなエンディングではなく、身に沁みる一発を喰らわせている。 2014/05/02

art_mr

2
大学時代に読んだものを再読。内側と外側にギャップを抱えた思春期の少年の物語二編。どちらも、彼らがよく理解できないまま自分なりの見方をしていたものが、実はとんでもない事件に発展したりする。最初と終わりの彼らの変化に著しい成長(脱皮)を感じる物語。2016/05/21

けむりの猿c((•ω•))ɔ

1
1番魅力的だった登場人物はハウィ。水着のバーコウィッツ先生を無作法に見つめる邪気のない子供らしさ。レイのマウントを取るようなママの料理の自慢話に「帰れよ、レイモンド」と、素っ気ない態度。寝ていたところを無理やり起こされ、ズボンを履いては顔をしかめ、靴を履きながら顔をしかめ、靴紐を絞めて頭を搔くハウィの描写が、かわいらしく面白かった。15年ぶりの再読。エピローグでベンとハウィが歩いている挿絵があるがベンの影が2つある。以前読んだ時には気づかなかったかも。「ドラゴン〜」の感想はコメント欄に。2020/07/14

1
ぼくとジョージは既読。ドラゴンをさがせ目当てで借りました。覚悟はしていたことですが、日本語訳がとにかく読みづらい; 英語で読めていたらもっともっとワクワクドキドキ出来たんだろうな。それでも終盤はビックリしましたし、なんだかんだ楽しみました。2015/11/25

さりー

1
このシリーズでは、あとがきがいい。この巻は河合隼雄さん。思春期をのりこえるためのそれぞれをときあかしている。 「ドラゴンをさがせ」では、ゲットーとか、言葉の使い方が気になるところがあった2015/01/27

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