出版社内容情報
1593(文禄2)年にイエズス会天草学林にて刊行されたローマ字綴の日本文イソップ物語を新村出氏の手によって漢字仮名交り文に翻刻したもの.伊曾保物語は西洋文学を日本語に移した最初のものであり,桃山時代京阪地方の口語を基調とした文体,語法,語彙,発音など,国語史・国語学研究の上で貴重な資料となっている.
感想・レビュー
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エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
8
昭和14年 3月 2日 初版。。。広辞苑以外でなにか新村出先生の本を読んでみようと画策。見つけたのが『伊曾保物語』であった。まあイソップ物語なので、簡単に読めるだろうと踏んだのが間違いであった。口語訳ゆえ読みづらいし、知っている話だけでもっと思って探したが見つからず。1回目は文字を追っただけで終了。各話の後に「下心」とあるが、「含意」のことだろうとおもうのだが。。。2020/04/08
xin
1
当時の口語訳で面白い。
ひろふみ
0
10月3日(土)の日経に紹介されていたのをamazonで求めたら、定価二十銭著者検印付のが届いた。三本の矢(毛利元就)みたいな話もあってイソップ畏るべしです。2020/10/28