岩波文庫<br> 自註鹿鳴集

個数:
  • ポイントキャンペーン

岩波文庫
自註鹿鳴集

  • 会津 八一【作】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 岩波書店(1998/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月06日 18時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003115411
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0192

出版社内容情報

おほてら の まろき はしら の つきかげ を つち に ふみ つつ もの を こそ おもへ 唐招提寺にて 秋艸道人会津八一(1881-1956)はその晩年,歌集『鹿鳴集』に自ら註を付すことに没頭した.本書は,美術史家・書家にして歌人八一の全生涯を凝縮した自己表現の書であり,古都逍遥の格好の手引きともなろう.(解説=植田重雄)

内容説明

秋艸道人・会津八一(1881‐1956)はその晩年、歌集『鹿鳴集』に自ら註を付すことに没頭した。本書は、美術史家・書家にして歌人八一の全生涯を凝縮した自己表現の書であり、古都逍遙の格好の手引きともなろう。

目次

南京新唱 九九首
山中高歌 一〇首
放浪〓(きん)草 六三首
村荘雑事 一七首
震余 八首
望郷 七首
南京余唱 四二首
斑鳩 一二首
旅愁 一九首
小園 九首
南京続唱 十四首
比叡山 十二首
観仏三昧 二十八首
九官鳥 十二首
春雪 一〇首
印象九首

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

113
ひらがなの柔らかな感じが好きだ。目で見ても声に出しても、柔らかさを感じられる。漢字のように引き締まったところはないが、日本人の心にすうっと染み込んでいく表記法だと思う。会津八一の歌は、すべてひらがなで記され、匂い立つような美しさがある。分かち書きにしてあるので、一つ一つの言葉の響きを味わいながら読むと、「あ」や「の」のようななじみ深いひらがなの中にある、無限のニュアンスと響きの美しさを感じ取ることができる。日本語はこんなにも美しい言葉なのだ。2016/10/10

ロビン

22
美術史家会津八一が、古都奈良の神社仏閣と収蔵されている仏像、また長野や郷里新潟など各地の風物を詠んだ歌集で、大和ことばを愛した八一の拘りで全作品がひらがなで書かれている。万葉集を愛した八一は創作時にも万葉集の歌歌を下敷きにしている。雪の降る音や虻の羽など微細な音やものを繊細に感じ取る感性に打たれる。法隆寺夢殿の救世観音に詠んだ「あめつちにわれひとりゐてたつごとき このさびしさをきみはほほえむ」や東京の友に送った「なべてよはさびしきものぞくさまくら たびにありともなにかなげかむ」等が豊かな孤独を湛えている。2021/11/08

syota

17
学生時代からの愛読書。特に『南京新唱』(なんきょうしんしょう)は、どんな旅行ガイドよりも奈良へのあこがれを掻き立ててくれる。ゆっくり読んでいくと、眼前に古い御仏のお姿がたち現れるようだ。本書と『大和路』(堀辰雄)が、私の奈良への、そして古代史への関心を育んでくれた。

モリータ

15
◆大和古寺巡りをしていればそこここで見かける歌碑に、読まず巡ったふつつか者は先の逍遥に期待をはせて読むのだった。◆初夏〜盛夏の日の高いうちに三度歩いたこともあって、春秋冬の微妙さや寂しさ、暮れの美しさを詠んだ歌を実感で味わうには足りず、むしろ季節感の薄い「くわんのん の-」によって、今までみた観音像を、涼しげな額と吹き抜ける風によせて(理想的に)想起させられた。◆「くわんのん」「ようらく」「十八だいらかん」といった漢語、「びるばくしや」「ぐんだり」といった梵語のひらがな表記は非常なインパクトあり。2018/08/01

荒野の狼

6
会津八一が、自らの複数の詩集をあつめた「鹿鳴集」に解説を入れたもの。文語であるが、高校生から大学生の学力p7の読者を想定して書かれたため文章にそれほど難解な点は少ない。八一が本書を執筆したきっかけは、吉野秀雄が「鹿鳴集」収録の奈良の歌198首について現代語訳と解説をした「鹿鳴集歌解」を昭和22年に刊行したことによる。2021/12/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/258853
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。