出版社内容情報
作家アナトール・フランス(一八四四-一九二四)は思想的には懐疑主義の流れを継ぐ自由思想家といわれる.本書はその随想集.宇宙全体がはしばみの実くらいに縮んだとしても,人類はそれに気づくことはないだろうという「星」をはじめ,さまざまな題材を用いて洒脱にその人生観を述べている.芥川はこの書の影響を受けて『侏儒の言葉』を書いた.
内容説明
作家アナトール・フランスは思想的には懐疑主義の流れを継ぐ自由思想家といわれる。本書はその随想集。宇宙全体がはしばみの実くらいに縮んだとしても、人類はそれに気づくことはないだろうという「星」をはじめ、さまざまな題材を用いて洒脱にその人生観を述べている。
目次
断章
女子修道院について
昨晩、アルファベットの起原について幽霊と交わした対話
女子教育について
奇蹟について
カルタの城
エリュシオンの野にて
アリストとポリフィル―形而上学的言葉づかい
小修道院にて