出版社内容情報
17世紀半ばムガル朝は,タージ・マハルを建設した王シャー・ジャハーンの息子達による王位継承をめぐる内戦の只中にあった.フランス人旅行者が当時宮廷で目撃した鮮烈な叙述と,インドの国情を伝える書簡を収める.(全2冊)
内容説明
17世紀半ばムガル朝は、タージ・マハルを建設した王シャー・ジャハーンの4人の息子たちによる王位継承をめぐる内戦の只中にあった。フランス人旅行家ベルニエが目撃した、争いの一部始終と、宮廷でのさまざまな出来事、そして、財務総監コルベールに宛てたインドの国情を伝える書簡を収める。
目次
1 ムガル帝国の大政変―王位継承をめぐる内乱の話
2 特筆すべき出来事―戦後五、六年間の事件と宮廷の逸話
3 インドの国情―国土、産業、軍備、統治の実態について