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岩波新書
天皇の祭祀

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004121657
  • NDC分類 176
  • Cコード C0002

出版社内容情報

明治期に確立された宮中祭祀は,天皇の私事でありながら,象徴天皇制下でもその宗教的性格は失われていない.本書は,近代天皇制における皇室祭祀の成立とその展開を中心に,三種の神器,大嘗祭,皇紀元号の制定,皇室典範などについて詳述し,戦後における天皇の宗教的役割の意味と憲法との関わりを,改めて問い直す.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

俊介

17
1977年刊とやや古めだが、古代より続く大嘗祭などの、「天皇の祭祀」の意義を明らかにしつつ、それが近代になって、どのように制度として整えられていったのかが詳細に記された、貴重な新書だ。その中で、いかに「新しい伝統」が加えられていったかも明らかにされる。個人的には、伝統的な天皇の祭祀と仏教の関係性、そしてそれが近代にどう変わったかに注目し、読んだ。伝統をその時代なりに解釈し、変更を加えることはやむを得ないことだが、その変更がまた伝統になってしまうことを考えると、慎重でなければならないだろう。2020/09/29

Kazuhisa Hirao

2
アマテラスのその後を確認したく、再読。神道や天皇制に関する日本人の常識は天武持統朝と明治維新の頃に作られたようだ。明治期に確立された宮中祭祀についてかなり詳細に記されているが、著者の言いたい事が少々読めない。 神前結婚というのは明治期に作られ庶民に広まったのは戦中期だというのは意外でした日本人の伝統というのは江戸期に作られたものが多いが、明治期に意図的に作られたものも多数ありそうだ。2012/02/22

チダ(uy1)

0
冒頭「政治権力の一形態」「天皇は何よりもまず、祭りをする人で、国の最高祭司としての宗教的権威」、イネの収穫祭である祭りの新嘗祭、その大祭である大嘗祭。 「祭祀と政治と、ともにマツリゴトと呼んで一体化していた祭政一致がヤマト政権の基本的政治理念であった」。 皇位をあらわす3種の神器、伊勢熱田神宮神体詳細について。後半は人間宣言の件。 と、祭祀王と言われる所以を知れました。2017/05/28

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

0
【大学在学中の4年間で、卒業後に進みたい業界に関係ある本を1000冊読みなさい、と言われたので挑戦した記録】 #0041994/12/31

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