出版社内容情報
哲学とはなにを解明しようとする学問なのか.近代哲学の行きづまり状況はいかにして打破さるべきか.従来の物的世界像から事的世界観への転回をはかって独自の哲学体系を構想し各方面に波紋を投じている著者が,認識,存在,実践の三つの側面から,私たちを捉えている近代的世界観の根底的批判を展開し,新しい知の枠組への案内を試みる.
内容説明
哲学とはなにを解明しようとする学問なのか。近代哲学の行きづまり状況はいかにして打破されるべきか。従来の物的世界像から事的世界観への転回をはかって独自の哲学体系を構想し各方面に波紋を投じている著者が、認識、存在、実践の三つの側面から、私たちを捉えている近代的世界観の根底的批判を展開し、新しい知の枠組への案内を試みる。
目次
緒論 哲学とは? そして本書は
第1章 認識するとはどういうことか(意識の存立構造;判断と態度決定;真理の成立条件)
第2章 存在するとはどういうことか(現相の存立構造;事象と因果法則;実在の成立条件)
第3章 実践するとはどういうことか(行為の存立構造;実践と価値評価;正義の成立条件)