出版社内容情報
あの劇的な「ベルリンの壁」崩壊からわずか一年足らずの一九九〇年十月,「東」が「西」に編入される形でドイツ統一が実現した.だが政治も経済も全く異なる体制下にあった東西間の溝は深く,完全な統合への道は険しい.現代史に刻まれたこの未曾有のドラマをたどりつつ,EC統合という広い文脈のなかで今後のドイツを展望する.
内容説明
あの劇的な「ベルリンの壁」崩壊からわずか一年足らずの1990年10月、「東」が「西」に編入される形でドイツ統一が実現した。だが政治も経済も全く異なる体制下にあった東西間の溝は深く、完全な統合への道は険しい。現代史に刻まれたこの未曽有のドラマをたどりつつ、EC統合という広い文脈のなかで今後のドイツを展望する。
目次
第1章 穏やかな革命1989
第2章 自由選挙から統一へ
第3章 ナショナリズムに抗する知識人
第4章 数字でみる東西ギャップ
第5章 全ドイツ選挙で問われたもの
第6章 統一の方法・統合のコスト
第7章 新しい政治の挑戦
第8章 ヨーロッパとドイツ