出版社内容情報
ながく列強間の抗争の舞台であったバルト海.冷戦下で深刻化する環境問題をどう解決するかという共通の課題に端を発して,国家の枠を超えた地域協力が進められてきた.複雑に推移するその経緯を克明に追いながら,バルト三国の独立,ヨーロッパ統合との関係など,国際関係の再編成期の動きを報告し,さらに他地域の内海協力をも展望する.
内容説明
ながく列強間の抗争の舞台であったバルト海。冷戦下で深刻化する環境問題をどう解決するかという共通の課題に端を発して、国家の枠を超えた地域協力が進められてきた。複雑に推移するその経緯を克明に追いながら、バルト三国の独立、ヨーロッパ統合との関係など、国際関係の再編成期の動きを報告し、さらに他地域の内海協力をも展望する。
目次
第1章 環バルト海の交流史
第2章 東西冷戦下の環境協力問題
第3章 バルト海地域協力の浮上
第4章 環バルト海協力と安全保障―地域協力の実際
第5章 バルト海沿岸の国・地方―比較と関係
第6章 欧州統合と下位地域協力
第7章 内海協力は進むか