出版社内容情報
輸出規制,自由化要請,通商法301条,ウルグアイ・ラウンド,日米構造協議…日米間の貿易摩擦がしばしば話題となっているが,自由貿易を支えたアメリカにどのような転換があったのか.19世紀から現在にいたる歴史的展開をていねいに追いながら,アメリカのいう「公正貿易」の内実や,地域主義の傾向などを検証し,国際経済理解への確かな視点を提供する.
内容説明
通商法301条、ウルグアイ・ラウンド、日米構造協議…日米間の貿易摩擦がしばしば話題となっているが、自由貿易を支えたアメリカにどのような転換があったのか。19世紀から現在にいたる歴史的展開をていねいに追いながら、アメリカのいう「公正貿易」の内実や、地域主義の傾向などを検証し、国際経済理解への確かな視点を提供する。
目次
1章 保護主義の時代(19世紀の自由貿易体制とアメリカ;アメリカの保護主義;条件付最恵国原則と公正貿易 ほか)
2章 自由貿易の時代(戦後国際経済秩序の形成;通商政策の枠組みと通商法;自由貿易政策の展開―ケネディ・ラウンドまで ほか)
3章 公正貿易の時代(80年代以降の通商政策の転換;諭入保護主義;攻撃的相互主義 ほか)