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岩波新書
良心の自由と子どもたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004309932
  • NDC分類 373.2
  • Cコード C0236

出版社内容情報

自分で考え、判断できる大人に育てるために何をすべきなのか。今、「日の丸・君が代」強制や愛国心教育、奉仕活動義務化の問題など、子どもの心の自由が大きく揺さぶられている。その中で、学校のもつ権力を意識して、基本的人権としての思想・良心の自由を考えながら、教育をめぐる戸惑いを法的に解きほぐしていく。

内容説明

自分で考え、判断できる大人に育てるために何をすべきなのか。今、「日の丸・君が代」強制や愛国心教育の問題、性教育のあり方をめぐる論争など、子どもの心の自由が大きく揺さぶられている。その中で、学校のもつ権力を意識して、基本的人権としての思想・良心の自由を考えながら、教育をめぐる戸惑いを法的に解きほぐしていく。

目次

序章 心の教育の時代
第1章 良心の自由とは何か(発見された良心の自由;思想弾圧を受けない権利という誤解―治安維持法の記憶 ほか)
第2章 子どもの自由と教育(義務教育を拒否する権利?;教育を受ける権利と公教育の目的 ほか)
第3章 思想・良心を形成する自由と教育内容の中立性(宗教的・道徳的な教育への異議―キリスト教原理主義と市民的能力;思想・良心を形成する自由 ほか)
第4章 心の自由を育てるために(「愛国心」通知表という現実;憲法教育のジレンマ―「愛国心」教育と平和教育の限界 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほくと

1
この本を読んでいるとき、奇しくもTwitterで小論文指導のことが話題になっていた。 受験対策である以上、作文技術だけはなく内容の指導に踏み込まざるを得ないという話だったのだけど、果たしてどこまで許されるんでしょうね。 教員をやっている友人も、やはり知識と思想は不可分だと言っていて、その上で個人の思想信条に介入してはならないという理念があったとき、教育はどこにラインを引くべきなのかということを考えさせられました。 これは教員だけでなく、子を持つ全ての保護者にも関係してくる話だと思います。2019/06/02

keepfine

1
まわりくどく、問題提起の連続で、のらりくらりといつまでたっても結論に至らない、クソつまらない本だった。「国家の介入」についてどれだけ紙幅をさくつもりなんだ…2016/04/19

POOH

1
「自分で考える子どもを育てると言うこと」とはどういうコトなのか、憲法学的観点からの考察。新書なので、詳細かつ緻密な説明は省かれているけれど、その分すごく読みやすく、考える素材として適している一冊。2008/05/23

bayashi

0
個人的には君が代は好きだし、とりわけ戦争と結び付けられるようには感じない。だから不起立の教員たちにはあまり同意できない。でも国だけが教育権を決めることの危険性を学んだ。また、生徒のために不起立の教師がいることも知らなかった。複雑な読後感。2011/09/27

msy3a

0
再読すべき本。広島市立図書館2010/03/16

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