内容説明
その名がつくと、ただのバッグの値がたちまちはねあがる。ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネル―オーラを授ける「名前」の魔力。このマジカル・ワールドの謎を解く鍵は、メゾン「誕生」のシーンにあった!贅沢を売りたい人、買いたい人、どちらも必読。「ラグジュアリー」の本質に迫る、ブランド文化論の決定版。
目次
1章 ブランドの誕生―ルイ・ヴィトンはいかにしてルイ・ヴィトンになったのか(ブランドとモードは両立しない?;起源のオーラ―はじめに皇室があった ほか)
2章 希少性の神話―エルメスの戦略(馬車vs.自動車―エルメスがフォードに勝つ;「売らないこと」を売る ほか)
3章 貴族のいない国のブランド―シャネルとマス・マーケット(貴族にブランドは存在しない;シャネルという名のフォード ほか)
4章 ブランドは女のものか―贅沢文明史にむけて(贅沢は男のものだった;女性専科の時代へ ほか)
終章 「変わること」と「変わらないこと」
著者等紹介
山田登世子[ヤマダトヨコ]
福岡県生まれ。愛知淑徳大学教授。専攻はフランス文学、文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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