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岩波ジュニア新書
戦国の世―日本の歴史〈5〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 204,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005003358
  • NDC分類 K210
  • Cコード C0221

出版社内容情報

「面白の花の都や」-応仁の乱以来,相つぐ戦乱に翻弄されつつも,茶の湯・連歌・生け花など風流・数寄の遊芸にたしなんだ中世びとの自由奔放な精神を生き生きと描く.「風林火山」の信玄や「霜軍営に満ちて」の謙信たちも大活躍.

内容説明

「面白の花の都や」―戦国の世は、日本史上それまでに無かった大胆不敵で型破りな大物豪傑が続出した、たいへん魅力的な時代だった。活気あふれる港町や門前町、花の都の狂言・茶の湯・連歌などの熱狂的流行をはじめ、乱世を図太くしたたかに生きた中世びとの生気溢れる姿を描く。応仁の乱から関ヶ原前夜まで。

目次

乙名清九郎
応仁・文明の大乱
戦国大名の世界(西国;東国)
一向一揆と統一戦争
関白政権と惣無事令

著者等紹介

今谷明[イマタニアキラ]
1942年京都府生まれ。1976年京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得。現在、横浜市立大学国際文化学部教授。専門は日本中世史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

37
この時代のごちゃごちゃっとしたところは、すごく覚えにくい。今回読んでいても、有名な人物以外イメージできず、苦戦した。2015/08/05

coolflat

14
1441年嘉吉の変~1598年秀吉死去までの時代を扱う。9頁。嘉吉の変の張本人赤松満祐は、播磨坂本城に分国の軍勢を集め、幕府に反旗を翻した。さっそく管領細川持之を中心に討伐軍が編成されたが、その陣容は赤松氏の分国の近隣大名である山名・細川の連合軍で、幕府の中核を占める軍事力であったから、彼らが播磨へ発向したあとの京都には、武力の空白状態というべきものが生じた。この状況をみて、京都近郊の地侍・土豪・百姓らは徳政一揆を起こしたのである。室町時代の一揆は、京都における権力の空白に限って発生する、という特徴がある2022/08/01

ブルーツ・リー

5
ちょっと読みづらかったかな、という印象。記述方法として、時代順に一貫していなかったり、記述地域も基本的には畿内が中心であるが、突然関東の北条氏の記述になってみたりと、余りにも多くの事が起こり過ぎた戦国時代を僅か200頁の新書に収めるのは、相当難しかった模様。 しかし、ジュニア文庫でありながら、内容は相変わらず大人向けの教養書と変わらない水準を保っており、大人が読んでも、大河ドラマの知識しかない人ならば、戦国について、新たな発見ばかりの書となると思われる。 子供ばかりでなく、大人にも入門書として足りる内容。2020/08/22

白義

4
嘉吉の変から筆を始め、幕府権力の空白に乗じて一揆を起こす民衆、応仁の乱以降失墜する幕府権力と戦国大名の勃興とジュニア向けにしてはかなり学術的にポイントを抑えて解説している。岩波ジュニアの日本の歴史シリーズは、良書ではあるが本来岩波新書向きでは、という企画が多いよなあ。信長などといったメジャーどころは後半150ページから。お父さんの再学習に使われたし2012/10/02

yuki

3
1441年(嘉吉の変)~1598年(秀吉死去)まで。読みやすくおさらいには良い。自分の中で間違えて覚えていたこともあって訂正できてよかった。2022/05/17

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