出版社内容情報
赤ちゃん怪獣ばかりチヤホヤされて、お姉さんのヘイゼルはおもしろくありません。身近なテーマを怪物に託して、明快に描きます。 4才から
内容説明
わたしがここにいるのに、お父さんもお母さんも、おとうとのことばっかり…。こんなきもちになるのは、ヘイゼルだけではありませんね。だれもが、おもいあたることでしょう。姉弟間の競争心をテーマにした、とてつもなく痛快な本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
283
パット・ハッチンス作。『風が吹いたら』でケイト・グリナウェイ賞を受賞しているイギリスの絵本作家。主人公はかいじゅう(この訳語にはやや違和感もあるのだが、原語は"monster")。しかも、とってもわるいかいじゅうだ。お話は、次子の誕生でフラストレーションに陥る長子の葛藤を描く。最後はブラック・ジョークで終わるのかと思いきや、もう一弾が用意されていた。絵はきわめてカラフルで美しいのだが、なにしろ登場するのが主人公たちを含めてみんな"monster"なので、ユーモラスなようなグロテスクなような。2023/12/20
nakanaka
68
弟や妹がいる人なら共感できる話だと思います。新たに赤ちゃん生まれ可愛がるあまりお姉ちゃんがあまり構ってもらえなくなる話。絵はとても個性的で良いのですが翻訳された怪獣という言葉には違和感があります。怪物が適当なのではと感じました。2017/11/16
たまきら
38
娘が大好きだったシリーズ、読み友さんの感想を見ていたら懐かしくなりました。よくある上の子のジェラシーも、モンスターにかかるとなかなかですねえ!2024/02/13
みっくす
27
小さい弟がいる子供にぴったりとのこと、5歳息子に読みました。弟に焼きもちを焼く女の子の気持ちが分かるんだろうなぁ、気に入っていました。2016/06/04
たーちゃん
23
世界一悪いかいじゅうは二人もいたのですね。息子は「こんなことしたらだめだよねぇ」と言っていました。2022/01/22