ブルーバックス<br> マックスウェルの悪魔 - 確率から物理学へ

ブルーバックス
マックスウェルの悪魔 - 確率から物理学へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 276p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061177529
  • NDC分類 420.4

出版社内容情報

【内容紹介】
この著名な悪魔は
単なるパラドックスではない
〈タイム・マシン〉を実現させて過去をよみがえらせ
〈永久機関〉を動かして世の中をアッといわせ
〈ジーンズの奇跡〉を見せて火の上の水を凍らせるマックスウェルの悪魔……。
〈ゼンマイのほぐれるように〉人類の死、宇宙の死が訪れるとすれば
〈マックスウェルの悪魔こそ救世主〉……。
〈人間 じつは マックスウェルの悪魔〉ではないのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

30
発行当時の見解とはいえ、ラストの未来予測は衝撃的。熱力学第二法則は、厳密には近似なので、そこに抜け穴があるような気がしてしまう。実際にはミクロとマクロの確率的なギャップが、世界の秩序を守っているわけである。熱湯と水と、その混合からエントロピーのたとえ話が始められているが、そうすると、ラストの衣服と生地とのエントロピーは逆のような気が……? より良い説明はないだろうか。2017/01/21

taku

18
熱力学第二法則を破るパラドックス、マックスウェルの悪魔。それはどんな思考実験なのか。熱力学や統計力学、理解するにはある程度の物理学知識は必要であるにせよ、核心部だけに焦点を絞らず丁寧にわかりやすく説明している。科学や物理の話は敬遠しがちな人でも読むに堪える本じゃないかな。80年代にこの問題が解決される前に書かれているから、その辺りの記述は薄い。日常のことや例えも当然古い。それでも今もって読んで損はない本と言える。2018/03/18

meiji

2
2回目2018/11/14

yodmi

1
まさか情報のエントロピーの話に着地するとは思わなんだ。2019/06/18

お気楽になりたいお気楽さん

1
『面白く読むことができました』「永久機関のはなし」「エルゴード仮説より」「確率から物理法則へ」「秩序崩壊」などの章から成ります。水飲み鳥(平和鳥)、エンジン、磁石などの話や、ボルツマン、他の科学者の逸話が出て来ます。「なぜ空気はつもらないか」など、そう言われるとそうだな~と気付きます。「はしがき」にあるように、記述はできるだけかみくだき、初めての人にも不明の点のないようにしています。☆☆☆ 2016/02/14

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