講談社学術文庫<br> 戦後日本経済史

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講談社学術文庫
戦後日本経済史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061583399
  • NDC分類 332.106

出版社内容情報

【内容紹介】
戦後30年余、「国も赤字、企業も赤字、家計も赤字」の状態から出発して奇蹟の復興をとげた日本経済は、技術革新と高度成長の過程をへて、今日自由世界第2の経済力をそなえ、国際収支の大幅黒字、円高の進展の中で、いまや世界における新しいあり方がとわれはじめている。本書は波乱の戦後日本経済史を経済政策の渦中にいた著者が世界経済史および文化史、世相史等の視点もおりまぜ、立体的・巨視的にまとめあげた注目の必読書である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

48
この本は先日ある本を読んでいて、参考文献として賞賛しておられたので、本棚をひっくり返して再度読み直しました。著者は昔の経済企画庁で15年も経済白書に携わった方でそれこそ戦後の日本経済の生き字引のような方です。ただ昭和の50年代までしか書かれていないのでその後の補完が望まれるところだと思います。客観的に数字をもとに分析されているので資料的に利用するのには非常に便利だと思います。2015/05/12

高橋 橘苑

14
1978年発行。本書の行間に、実務官僚としての感慨と労苦が感じられる。戦後経済史を知る格好の教科書でもある。さて、高度経済成長は何をもたらしたのか。それは有史以来の構造変化といわれ、宿命的と言われた労働力過剰(農村から都市へ人口移動)と、二重構造(一部大企業だけが生産性、賃金が高い)を解消させた点にある。〈大企業の転職者採用、労働組合の交渉力アップ、中小企業の賃金上昇、34~36年の三年間で340万人の雇用増など〉。日本はケインズ経済が目指す完全雇用を実現し、旺盛な需要に支えられた大衆社会を成立して行く。2015/07/20

Mr.deep

0
日本の財務関係者一同がインフレ恐怖症な理由の一端が分かった気がする2019/10/27

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