講談社学術文庫<br> 仏陀のおしえ

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講談社学術文庫
仏陀のおしえ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061584891
  • NDC分類 180

出版社内容情報

【内容紹介】
著者は、明治・大正・昭和を通じ、二千五百年の伝統ある仏教を、再び世に活かしえた天才であった。本書は、実践と学問を通じて現代人の真の仏教とは何かを把握した著者が、日本仏教諸宗派を総括し、仏教の内容をなす三つの不変なるもの、すなわち、仏・法・僧の「三宝」を中心にして、仏陀のおしえの根本義を誰にでも理解できる平易な言葉で著した最高の仏教入門書である。仏教という巨大なおしえの最重要の問題点が説かれている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

a43

9
論文だな、さいごの数行だけいきなり作者の思いが出てたよう。仏教徒が殺生を否定するならマタギは(山の神の信仰は宗教でないだろう)何宗だったんだ?と思ったらp284「かくして仏教徒は今日までなんらの律法を与えられていない。何でもよく、どうでもいいのである。<後略>」なんて、日本に合ってるんだ← でも仏陀の国では、ある年齢になると出家しようとするのは習慣だったようだ。まぁ、出家しても誰でも悟りを開けた訳ではないから、仏陀が仏陀であることには変わりないけど、歴史的?背景は知らなかったことを知れた。2015/02/11

失速男

4
戦前の雰囲気もあるのだが、神話的なものを徹底的に排した、仏陀の教え。教団に対しては批判的で、昔も今も同じ状態なのね。2018/02/27

ひーじー

1
4/5 昭和8年に書かれた仏教の入門書。さすがに文体は古く、読み取るのに少々手こずる箇所も散在していましたが、内容は驚くほど合理的です。戦前の著作とは思えません。今の同種の本にもないほど科学的・分析的で、その分、現実の人間仏陀をリアルに再現しています。小乗・大乗、それぞれの長短所の分析は、現代人が読んでも問題なく納得できる部分。 30年前、父の死に際して、救いを求めるように読んだ本なのですが、去年の秋、母を送って再読してみました。2020/01/31

ちーけん

1
座右の書です。以上!2012/05/26

Yosuke Nishimoto

0
昭和55年の発行だから相当古い。でも、仏教理解の基本が分かりやすく書かれている。分かりやすいのは、著者が特定の宗派に属さず、原点に返って述べられているからだろう。2022/09/09

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