講談社学術文庫<br> モーツァルト

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講談社学術文庫
モーツァルト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061589490
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C0173

内容説明

モーツァルトは、父親にヨーロッパ中をひきまわされていた従順な神童時代ばかりでなく、一生を通じて漂泊する人であった。イタリア、フランス、南北ドイツのあらゆる音楽の流れに身をひたし、バッハやヘンデル等の影響下において彼等と対決し、18世紀音楽の完成者となった。わが国の音楽批評の先導者が、楽曲の細部に即して語りつつ稀有の天才の全体像を構築した、陰影に富むモーツァルト論集

目次

モーツァルト―その生涯、その音楽
古典の複雑と精妙について―変ホ長調交響曲
音階の音楽家
ピエール・モントゥー指揮のモーツァルト
ヴァイオリン協奏曲第6番ニ長調
ディヴェルティメント3曲
ピアノ・ソナタ第1~5番
ピアノ・ソナタ第16番
ピアノ・ソナタ第10番第12番
手紙を通じてみるモーツァルト
モーツァルト―出現・成就・創造

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

47
日本でのクラシック音楽評論の第一人者、今は亡き吉田秀和氏が、モーツアルトの生涯と音楽について、読み手に詳しく懇切丁寧に解説・紹介してくれている。楽曲への熱い思い、深い造詣、音階の捉え方や吉田氏の思い出と楽譜の引用等と交えた文章は、何度読んでも格調高い。流石だ。かつてラジオから聴こえてきた著者の声を内に思い出しながら読んで行った。『モーツアルトを求めて』を読んで『モーツアルトをきく』を再読し、7年ぶりに本書を再々読した。何度読んでも飽きない。2019/05/25

そり

19
交響曲四十番、第二楽章。走馬灯のよう、すべてを失ったあとになにか芽吹くよう、悲しんでいるよう、受けいれているよう、そう聞こえた。モーツァルトは「死は僕らの生の本当の最終目標」と手紙にかく。運命に従順な人だ。音は鳴れど、どこか静かに、微妙に変わりゆく音楽。三十二歳にして、こんな音楽を創りあげる。早熟な人だ。▼僕は、この曲をすごく好きだ、とは単純に言えない。彼は早熟だったけれど、ずっと平静でいられた訳じゃないから、第一楽章や第三楽章がある、と思う。こんな曲を充たされた人が創れるだろうか。すごく好きだけれど。2015/04/22

うた

15
バックハウスによるベートーベンのピアノソナタは情熱的でありながらじっくりと曲を歌わせる素晴らしいものだが、モーツァルトもそんなに良いものなのか。今度、聴いてみよう。2016/09/02

Gotoran

12
先週、著者の訃報を知り、急遽、本書を再読。著者の思い出や楽譜の引用などを交えて、楽曲への熱い思いと造詣の深さが綴られる文章は、格調高く、流石、音楽評論家の第一人者。学生時代に、著者がDJをされていたNHK-FMでの『名曲のたのしみ』[今も継続中で、本日21:00~22:00事前収録版が放送される模様、録音予定]を聴いて、(それまでは、殆どポップス、ロックのみであったが)クラシック、モーツァルトを聴く、愉しさ、面白さを教えて頂いたことを思い出す。感謝するとともに、ご冥福をお祈りいたします。合掌。2012/06/02

Gotoran

10
モーツァルトに係る知見を深く学ぶことができた。昔、NHKFMのクラシック番組で声をお聴きしたことがあるモ-ツァルト通の吉田秀和氏。楽譜が理解できれば、もっと解ったかもしれない。2010/12/19

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