講談社学術文庫<br> ヘーゲル

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講談社学術文庫
ヘーゲル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061592704
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C0110

内容説明

近代ドイツ最大の哲学者ヘーゲルは、論理学、自然哲学、精神哲学、宗教哲学、歴史哲学、哲学史等々にわたって、近代哲学の枠組みを超出する壮大な哲学体系を構築した。ヘーゲル哲学が「現代哲学の母胎」といわれる所以である。本書は、マルクス、フォイエルバッハはもとより、アドルノ、サルトル、ルカーチなど、現代思想の諸潮流に多大な影響を与えたヘーゲル哲学の核心に迫る恰好の案内書である。

目次

1 ヘーゲル哲学の核心(「精神」と〈われわれ〉という境位;時代の哲学的把握 ほか)
2 ヘーゲルの生涯と思想形成(少年時代;大学生時代 ほか)
3 ヘーゲルの著作(「キリスト教の実定性」;「キリスト教の精神とその運命」 ほか)
4 ヘーゲルと現代(ヘーゲルと現代思想;ヘーゲル哲学の現代的意義)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

 

4
ヘーゲルを読めば、現代思想が分かるというのは、大げさでも何でもなくて、例えば、フランスにおいてはコジェーヴのヘーゲル読解があれほど影響力を持ったのは近代地平を如何に乗り越えるのかその問題意識からであるし、残念ながら我々はその地平線から一歩も踏み出していない。「われ」と「われわれ」の弁証法的往還、欲望の体系、「家族」を軸にした国家論など、結局のところ、その問題意識を反復させているだけと言えるかもしれない。2018/01/26

edamamekirai

2
解説部分のみ。解説はわかりやすく感じた。教科書的解説というよりは筆者が研究努力の末に得た解釈の概要、のよう。伝記的要素が変に多い? まあ、タイトルが「ヘーゲル」だしそんなものか。2年生に上がったくらいの時期に「哲学史」を読んでみたい(三木清がヘーゲル1冊目として推薦していたので)。2017/12/18

富士さん

2
ドイツ語に不自由しない人でも注釈書なしでヘーゲルの著作からヘーゲルの思想を汲み取るのは難しいのだそうです・・・。有り得なくないですか!?人にものを伝えるのが言葉であると理解していますが、違うのでしょうか?読者の側がありがたく読ませてもらうというのは、そもそもおかしいと思います。宗教でも立ち上げるというなら別ですけど・・・。しかし、センテンスだけを汲み取るなら、ヘーゲルもカール・マルクスも知識社会学的なことを言っていたりするので、興味深い点はあります。でも正直ヘーゲル先生とはもうお付き合いしたくないですね。2013/01/04

home alone

1
ヘーゲルの弁証法からヘーゲルの生い立ち、著作からの抜粋など幅広くカバー。それでも、内容の深さは失われていない。ヘーゲル入門にもお勧め2011/10/09

上り下り澱

0
まるで意味が分かりませんでした。2016/12/20

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