講談社学術文庫<br> 庭園の世界史 - 地上の楽園の三千年

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講談社学術文庫
庭園の世界史 - 地上の楽園の三千年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061593275
  • NDC分類 629.2
  • Cコード C0122

出版社内容情報

【内容紹介】
アルハンブラやヴェルサイユなど、世界の名園を歴史家として著名な筆者が歴訪。庭の創造は、人間の自己表現への欲求の最高の段階であるとし、ヨーロッパだけでなく、イスラム、日本、中国の庭の理想と精神をも明快に考察。バラの咲き乱れるバビロンの架空園を追慕し、トスカーナではメディチ家のロレンツォが構想した幻の大庭園を紙上に再現して、その魅力を語る。地上の楽園=庭の3千年の歴史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

組織液

12
最近英国庭園が気になっていたのでなんとなく手に取って立ち読みしてみたら、序盤でいきなりイギリスの庭は「反庭園」「偽庭園」とかボロカス言われており、だいぶ気になったんでそのまま通しで読んでみました。なるほど…そういう理由も分かるかもしれない() ちょっと古い本ということもあり、日本の庭園についての記述は所々誤りがあるので、他が大丈夫なのか気になりますね。というか著者の経歴凄いな…2021/08/23

misui

8
世界史と銘打つにはいささか偏りがあるものの、各国の庭園文化を見渡してその本質を明らかにしていく。ただし内容的にも誤りや軽重が見受けられ、日本はかなり下駄を履かせてもらっている上に固定観念に走っているところあり、英国の風景式庭園は完全にスルーなど、ある程度の留保付きで読まなければならない。訳がこなれた美文のエッセイとしてはとても良かった。地上の楽園たるペルシアの庭、地獄の庭ボマルツォ、太陽王のエルミタージュ(隠者の庵)、グラナダのアルハンブラ…2013/11/25

Koki Miyachi

1
ジャック・ブノア=メシャン著、世界三千年の庭園史。原始の庭、中国、日本、ペルシア、アラブ、トスカーナ、フランスの庭。それぞれに鋭い洞察の視線と、確信をもった揺るぎないテキストに痺れる。勿論それぞれに違った解釈はあり得るだろうが、論理的に筋が通って共感できる解釈は強い説得力を持っている。自在な切り口、豊富なレファレンス、実地に現地で体感した印象などを材料に、個性豊かな味付けがされた美味しいお皿が並んでいる。そんな印象の本だ。2014/03/27

namoken

0
日本についての話が不正確だと、他の地域も怪しいんじゃないかと思ってしまう。ボマルツォの地獄の庭の話は面白かった。2018/10/07

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