講談社学術文庫<br> 中国通史―問題史としてみる

電子版価格
¥1,375
  • 電書あり

講談社学術文庫
中国通史―問題史としてみる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061594326
  • NDC分類 222.01
  • Cコード C0122

出版社内容情報



堀 敏一[ホリ トシカズ]
著・文・その他

内容説明

歴史をみるうえで、なぜその事実が選択されたのか、何が大切で、どういう点が問題になるのか等に意を注ぎ、中国文明の誕生から現代までの歴史を綿密に辿る。江南の河姆渡遺跡や四川の三星堆遺跡など近年の新しい発掘と研究の著しい成果を踏まえ、民衆の歴史や思想・文化にも注意を払い、総合的観点から中国史の全体像を描き出した意欲作。文庫オリジナル。

目次

1 中国文明の誕生
2 中華民族と中華思想の形成 3 古代国家の形態―二つの古代国家論
4 新出土文献よりみた古代官僚制の発達
5 国家と儒教―漢帝国の政治と思想
6 秦漢と匈奴―古代帝国の対異民族政策
7 魏晋南北朝と諸民族国家の発展
8 門閥貴族社会の変遷―漢から唐へ
9 隋唐世界帝国と国際交流
10 唐・宋間の変革と宋代の社会
11 中国史上の「征服王朝」
12 明・清間の社会発展と新儒教
13 東アジアの「大航海時代」―庶民の交易活動と国家の関与
14 中国史発展の大勢をどうみるか―時代区分問題と現在からの視点

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

20
リモートワーク前から読み始めやっと読了。いわゆる王朝史ではなく、支那社会の面からの通史。結構面白くリモートでなければもっと早く読み終わっていた。いや、すっかり読書量が減ってしまった。。。本書はお薦めなので是非。2020/06/20

壱萬弐仟縁

9
高校世界史Bを中国だけ1年間やるとこんなテキストになりそうな感じ。いや、もっとレベルは高い。河姆渡(かぼと)文化、良渚文化といった南方の紀元前文化なども詳解が。「国家の基礎にある民衆の集落」の節(66頁~)。春秋中頃、民衆が農村から都市内部に移住して民衆も政治的に重要になってきたという。相互扶助組織で「鄰」というらしい(69頁)。「村は魏晋南北朝時代に、漢代の里が崩壊した後にできた」(187-8頁)。宋代で社とは民衆組合で施設運営を図った(231頁)。民衆蜂起は民変(明末 292頁)。内発的発展にも言及。2013/03/03

kyabaria

1
秦の商鞅は意図的に核家族を作ろうとした。2018/02/26

chikuy

0
 2012/10/21

CCC

0
全体的に読みにくく感じた。全体を書くにあたって何にどれだけ話を割くか、その配分があまり良くなかったように思える。2012/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/86422
  • ご注意事項