講談社の翻訳絵本
こいぬのバーキス

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  • サイズ B4判/ページ数 30p/高さ 26X27cm
  • 商品コード 9784061892170
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

子犬をめぐる幼い姉弟の、心温まるお話。 愛らしく美しい犬や猫のイラストと素朴な物語で1939年にコルデコット・オナー賞を受賞したニューベリのの名作絵本。『こねこの ミトン』に続く邦訳です。   幼児から

内容説明

9さいのジェームズは、誕生日にもらったこいぬのバーキスをひとりじめしようとしてお姉さんのネル=ジーンと大げんか。次の日、バーキスが冷たい川に落ちてしまって…。1939年コルデット・オナー賞受賞作品。よみきかせなら3さいから、ひとりよみなら小学校低学年から。

著者等紹介

ニューベリー,クレア・ターレー[ニューベリー,クレアターレー][Newberry,Clare Turlay]
1903年、アメリカのオレゴン州で生まれる。2歳で絵を描きはじめ、6歳のとき画家になることを決意する。’31年、『サリーとライオン』でデビュー。’37年に発表した『こねこのミトン』が世界的ベストセラーとなり、一躍「ねこの画家」として名声を築いた。アメリカで毎年優れた絵本に贈られるコルデコット・オナー賞を’39年の『こいぬのバーキス』をはじめ4度受賞している。’70年没

劉優貴子[リュウユキコ]
神戸市生まれ。京都精華大学短期大学部英語英文科卒業。ボストン大学卒業。数学、生物学専攻。同大学院にて、保険数理学専攻により理学修士を取得。ボストンに在住し、翻訳に携わる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

95
温かなまなざしで小さな生きものを見つめれば、相手も応えるくれる。そう感じさせてくれる絵本。男の子の9歳の誕生日にやって来た仔犬のバーキス。とても嬉しかったけど、仔猫のエドワードを飼っている姉との関係はギスギスしてしまった。エドワードを触らせてくれなかったんだから、バーキスと遊ばせてやるもんか。姉弟の争いをよそに、のびのび振る舞うバーキス。でも元気が良すぎて……。1938年に出版され絶版になっていたらしい。1998年に復刻したこの絵本がこれからも残っていきますように。日本語版は2001年9月初版。2016/08/13

小夜風

22
【図書館】見返しも裏表紙も全部可愛い♪垂れ耳の犬はごはんを食べる時に注意が必要とか、ああ実際に飼わなきゃ判らないだろうな~って思いながら読みました。こちらにも先客の仔猫が。きっとこの家族ならみんな仲良く楽しく暮らしていくんだろうなぁ♪作者さんは東洋の水彩画に関心を寄せて、葛飾北斎を尊敬していたそう!墨絵のような柔らかな絵に納得しました。犬も猫も子どもたちも本当に可愛らしいです♪2015/03/18

遠い日

17
実家の犬がアメリカン・コッカースパニエルだったので、思わず手にした。読むうちデジャヴに囚われて、調べてみれば作者が『うさぎのマシュマロ』のニューベリーだったからだとわかる。水墨画に憧れ、その手法を取り入れた画風は落着きがありながら、なんとも可憐。ジェームズの誕生日のプレゼントとしてやってきたバーキス。そのかわいさゆえに家庭内にちょっとしたいざこざが起きるのは、ありがちなこと。バーキスのかわいさを100%描きながら、この家の姉弟の心の交錯をも描ききって、はらはらどきどき、そして温かい。2015/12/08

ochatomo

11
1939年コールデコット賞オナーブック コッカースパニエルのバーキスと先住の猫エドワード、どちらも愛らしさ満点の絵姿で、文の表現も納得できるものばかり 作者の愛を感じる絵本 献辞は両親へ 原題“Barkis” 元本1938年 2001刊2021/01/25

おはなし会 芽ぶっく 

10
誕生日プレゼントにおじさんから子犬のバーキスをもらったジェームズ。姉のネル=ジーンも一緒に育てたいと言うのに、姉さんはねこのエドワードがいて、ぼくとエドワードを遊ばせてくれないからダメだと。姉弟のそれぞれの独り占めしたい心と、それが溶けていく過程の中心に動物たちがいることが微笑ましい。 【1939年 コールデコット賞 オナーブック】(日本で翻訳された絵本)2023/10/27

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