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内容説明
細菌やウイルスなどの“外敵”が人体に侵入したとき、それらを適切に処理して生命を守る精妙でダイナミックなしくみが免疫だが、生命を守るしくみは免疫だけではない。人体には免疫のほかに、皮膚や粘膜、さらには腸内細菌さえもが生命を守る“バリアー(防壁)”として働く生体防御のシステムが備なわっている。このシステム全体を知ることによって私たちは、個人の健康から医療のあり方、あるいは院内感染対策といった緊急な問題までも、はじめて統一的に考えることができる。
目次
第1部 生体防御のしくみを探る
第2部 免疫の働きを探る
第3部 初期防御から免疫へ
第4部 生体防御と体の異常
第5部 生体防御を調節する
第6部 生体防御論を生存環境改善へ活用する