ブルーバックス<br> ペンギンたちの不思議な生活―海中飛翔・恋・子育て・ペンギン語…

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ペンギンたちの不思議な生活―海中飛翔・恋・子育て・ペンギン語…

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  • サイズ 新書判/ページ数 211,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062571715
  • NDC分類 488.66
  • Cコード C0245

内容説明

冬はマイナス60度にもなる南極大陸を中心に、全種類が南半球にだけ生息する鳥・ペンギン。翼をフリッパーに変え、立って歩く姿はどことなくユーモラスだが、苛酷な自然環境に囲まれているため、彼らの生態はほかの鳥類とくらべ独特で、いまだ謎の部分も多い。南極の短い夏、恋に燃え、子育に励むペンギンたちのユニークな暮らしぶりを紹介します。

目次

序章 それでもペンギンは飛んでいる
第1章 いろいろなペンギン…ペンギン・ミニ図鑑
第2章 ペンギンとはどんな生き物か…ペンギン豆事典
第3章 ペンギンはなぜ恍惚状態になるのか…その求愛論
第4章 ペンギンはなぜ保育所をつくるのか…その子育て論
第5章 ペンギンはなぜ礼装をしているのか…その服飾論
第6章 ペンギンはなぜ頭に意味をもたせるのか…その頭飾り論
第7章 ペンギンはいつ、どこで出現したのか…その起源論
第8章 最新ペンギン事情

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lee Dragon

26
ペンギンハイウェイを見て、ペンギンを見に行こう!となり、ペンギンを見る前の予習として読んだ。本気すぎるペンギンの研究の話で、著者はペンギン語=ペングィッシュを使いこなすことができるらしく、その言葉を使うとことこやってくるらしい。読んでるだけでニヤニヤしてしまった。ペンギン語が通じない種族もいるようでそれまた面白い。刷り込みでノーベル賞を受賞したローレンツは鳥類と会話ができたそうであるが、極めたものの境地とはまさにこのことである。ペンギンへの愛が溢れた一冊。また世界が広がった。2018/11/04

gollum

18
ペンギンのウンチク本のレベルでは無い、写真・図版も多く、貴重なデータと仮説の紹介も豊富な、動物学の入門書としても一級品。写真もイラストも上手だなあ。エソロジーの良書に共通する特徴だが、著者の対象動物に対する深い愛情が感じられる。ペンギン語でアデリーと話す青柳さんを見てみたかった。亡くなられたのがとても残念。1997年の本。この名著が現在なぜか品切れ重版未定。2014/05/14

5
代表的なペンギン17種と特徴、基本的な生態を紹介した「ペンギン学」の本。アデリーペンギンの記述が多め。塩分調節をする塩類腺、優れた体温維持機能、水陸両用の視力など、ペンギンの体の仕組みもよくわかります。ペンギンの色彩パターンが餌魚類与える影響に関する実験、ペンギンという種の出現についての考察、ロイヤルペンギンの親鳥によるブラッド・リダクションの観察と仮説が興味深いです。特に親鳥が第一卵を巣から蹴り出すのは、確かに不思議で、第一卵の孵化率が低い事との関連性も気になります。ペンギン好きのための一冊です。2014/01/04

takao

2
ふむ2024/04/13

のぐのん

1
ペンギンについて、様々な視点から解説した本。種類などの基礎知識に始まり、求愛行動、子育て、礼装のような色彩や頭部のみに存在する飾りの理由、起源などを説明している。 確定していない内容も含まれるため、仮説に基づく説明も多い。各章のタイトルも、「ペンギンはなぜ礼装しているのか」のような疑問形になっていて、観察結果→仮説→検証のような形で説明が進む。場合によっては、「この仮説は違う!だからこっちの仮説を」のような流れになることもあった。これが案外分かりやすく、自分が推理しているような気分で楽しむことができた。 2018/12/01

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