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内容説明
生物や雲や水、あるいは人工物といった物の違いを超えて形に注目し、横断的に見ると、そこには何か造形の原理や法則性がひそんでいるに違いない。そのような視点から自然の設計図を読み解こうとする「形の科学」の最新の姿を紹介する。
目次
第1章 科学の三極構造と形の科学
第2章 形を工夫する
第3章 自然の造形原理をさぐる
第4章 図形の基本的な性質をさぐる
第5章 形と感性の関係をさぐる
第6章 形の科学の歩み
第7章 新たなフィロソフィーの提言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2023/01/15
Nobuya
0
元々物の形に興味があり、自然界にあふれている不思議な形がどのようにできるのか、なぜそうなるのか、漠然と疑問に感じてた。すべてが完全解決ではないが、形の面白さについて再認識することができた。折り紙や雪の決勝の形、流線形やルーローのドリルなど内容は多岐にわたるが、いずれも興味深いものばかりだった。2015/05/18
ftoku
0
かたちの本質へと科学的にアプローチするとはどういうことか、様々なかたちとともに紹介してくれている。かたちはどのような仕組みによって形成されるか、という「形態形成の機構」の章にて、何かが最小になっているという発想が個人的には興味深かった。2019/04/27