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内容説明
フロイト、ユングの精神分析からゲシュタルト心理学、マズローの人間性心理学まで広大な範囲に及ぶ心理学のエッセンスを、マンガやイラストを駆使して、わかりやすく解説。
目次
心理学とは何か?
方法論
心理学の誕生
心理学以前
さまざまな観点
発達心理学
社会心理学
比較心理学
個人差心理学
今日の心理学
著者等紹介
ベンソン,ナイジェル・C.[Benson,Nigel C.]
英国・ルートンのバーンフィールド大学で、心理学、哲学、教師養成コースを担当する心理学者。生物学、物理学、数学、コンピュータなど幅広い分野の教育に携わる。私生活ではチェロとサックスを演奏し、クラッシクやジャズ音楽をこよなく愛す
清水佳苗[シミズカナエ]
大阪市立大学文学部卒。翻訳家。共訳書に『適応障害の解決』(D・L・アローズ他著)、『ケイト・ショパン短篇集』がある
大前泰彦[オオマエヤスヒコ]
大阪市立大学理学部卒。兵庫教育大学大学院修了。認定カウンセラー、学校心理士として主に学校不適応や心理的ストレス、恋愛感情等について調査および事例研究を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
63
心理学素人の当方でもすんなり読めました。訳者の狙いどおりに心理学の全体像が掴めます。意外だったのは、心理学が誤解されている場合がけっこうあるということ。最終ページには読書案内があるので、あと何回か再読した後そちらに進んでみようと思います。2016/05/11
ehirano1
61
社会心理学における性的魅力において「利益=報酬-費用」。なるほど、心理学にもこの項があるのですね・・・。2016/05/19
Lee Dragon
31
内容は浅く広く、哲学や神経科学とオーバーラップするものが多い。心理学は手法としては科学的アプローチを取っているものが多いと感じたが、対象の定義が曖昧模糊なことや、反駁不可能な理論が含まれているために科学と呼べない部分があるなと感じた。生物心理学というのは神経科学とどう違うのか、表現系として情緒を取り入れている部分なのだろうか。人々は、世に溢れるなんとか心理学と名の付くキャッチーなだけのなんちゃって学問を盲信するのではなく、どのような実験系でどのような結果が出たかを批判的に見る視点が必要である。2016/09/04
かんやん
29
パブロフ(条件反射)、ワトソン(測定可能な刺激と反応を重視)、スキナー(オペラント条件付け)の行動主義的観点は、教育に利用された。「全体は部分の総和より大きい」つまり、知覚は個々の感覚の単なる寄せ集めではなく、全体的な傾向を持つとするゲシュタルト心理学では、錯覚は心の能動性を証明するものとされる。先天的な認知傾向の法則であろう。精神分析学は別として、一口に心理学といっても色々あるものだ。マズローの欲求のヒエラルキーとか、ユングのパーソナリティの類型論とか、とてもScienceとは言えないような。2022/08/31
kaizen@名古屋de朝活読書会
23
#感想歌 心理学精神、行動、認知的人間性と生物・社会 哲学的、実験、観察、調査から事例研究、相関関係 2017/09/30