内容説明
「思想」の力とは何か?文化の地殻変動に「思想」はどう立ち向かうのか?科学と芸術を結びつける「複雑系」、文学を変質させる「電脳空間」、「主‐客」の視点を無効にする「アフォーダンス理論」…。言語と認識をキーワードに、動的過程としての「思想」が、変貌する「知」の現在を探る。
目次
序章 「知」の境界への出発
第1章 人工自然としての言語―もうひとつの電脳空間論
第2章 進化としての「脱構築」―ポストモダン再考
第3章 「複雑系」の哲学―認識の新たな形
第4章 環境と判断―アフォーダンスのラディカリズム
終章 インターフェイスとしての思想