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日本語一〇〇年の鼓動―日本人なら知っておきたい国語辞典誕生のいきさつ

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093874168
  • NDC分類 813.1
  • Cコード C0081

出版社内容情報

大型国語辞典の編纂の歴史を平易に読み解く

 明治時代から現在に至るまでの大型国語辞典の編纂の歩みを平易に解説する。上田万年、大槻文彦、松井簡治、新村出など、国語学者らの腐心をとりあげつつ、『言海』から『日本国語大辞典』に至るまでを詳細にたどる。

内容説明

明治開国期、日本が世界に伍していくには、日本語を統合した一大国語辞典の編纂が急務と考えられた。文明開化で爆発的に押しよせる外来文化、それを吸収するための翻訳漢語など新語のうず。加えて西洋の文典に負けない日本文法の構築―。近代国語辞典の双璧『言海』『大日本国語辞典』から現代の『日本国語大辞典』まで、大型国語辞典の編纂の軌跡をたどる。

目次

序章 「国語」を支えた人々―上田万年をめぐるエピソード
1 「国語辞典」事始め―明治四年の『語彙』から同二二年の『言海』へ
2 『大日本国語辞典』の誕生―大正四年、“超弩級”二〇万語の登場
3 『大言海』の成功―昭和七年、一〇万語増補新版の“太陽的出版”
4 新村出と辞書―昭和八年、日本大辞書編纂論と『辞苑』『広辞苑』と
5 七〇万項目『大辞典』―昭和九年、百科事典の波に乗って
6 『日本国語大辞典』の誕生―誕生をうながした時代とその編纂経緯
7 さらなる高みへ―『日本国語大辞典』第二版誕生を見届けて

著者等紹介

倉島長正[クラシマナガマサ]
昭和10年(1935)長野県生まれ。早稲田大学文学部国文科卒。小学館『日本国語大辞典』(初版・全20巻)の編集長を務めた
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