新編日本古典文学全集 〈62〉 義経記 梶原正昭

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新編日本古典文学全集 〈62〉 義経記 梶原正昭

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  • サイズ A5判/ページ数 564p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784096580622
  • NDC分類 918
  • Cコード C1393

出版社内容情報

日本の歴史上、最大のヒーロー、源義経の栄光と悲運を描き切る一代記。

昔から、日本では〃判官びいき〃ということが一つの文化的特徴としてあげられてきた。それは、源義経の悲運に対する、大衆の同情心から生まれてきたといえる。狂言や歌舞伎、近くではテレビ・ドラマなどで、くりかえし語られてきた彼の物語は、この『義経記』が、そのもとになったといっていい。誰もが知っている、鞍馬山の天狗、弁慶との出会い、〃勧進帳〃の場面など、その原型が、この物語の中につめこまれている。ストーリーとしての面白さ、軍記物としてのその文章のリズムなど、魅力がいっぱいです。詳細な注と、平易な現代語訳をつけて、三段組み二色刷り。ぜひ、原文で、この古典のすばらしさを堪能してください。

梶原 正昭[カジハラ マサアキ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

334
歌舞伎に登場する(例えば『勧進帳』など)義経は、白塗りの弱々しい少年であり、『平家物語』であれほどに獅子奮迅の活躍を見せたのと同一人物であるとはとても思えない。そうした貴公子たる義経像の源流は実はこの『義経記』にあったのである。弁慶像もまた同様で、『平家物語』」では名前くらいしか出てこないのに、ここでは(『勧進帳』でも)巻3に登場し、義経敗走以降は大活躍を見せている。また、『義経千本櫻』の佐藤忠信などの原型もここに求められそうである。『義経記」でありながら、義経の活躍をほんのわずかしか描かない、この作品⇒2021/11/29

jinxixiuwen

2
数多ある義経物語の原点。前段は旗揚げ迄の御曹司大暴れ+弁慶物語、後半は没落流浪の貴公子を守る家来達の物語と、間の源平合戦などさらっと数行で片付ける潔さ。まるっきり平家物語の外伝という感じ。平家物語ほど高尚な感じはなく、読みやすく面白くて吉。付録の年表、地図、人物索引等が有難い。2019/07/08

のら

1
【個人用メモ】義経が元からあまり好きじゃないのと、判官贔屓が過ぎるのと(かわりに佐殿が下げられ過ぎ)、荒唐無稽が嫌いなので、私はもう読むべからず。2016/06/14

しょ

1
佐藤忠信の活躍が白眉。弁慶の勧進帳場面はなく、寄進の話をうまく返す。あと弁慶が義経の身分を詐称するために思いっきり撲ってあとで全力で謝ってた。2016/04/22

和沙

0
第3巻まで全文読み。あとはあらすじのみ読了。2010/09/13

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