内容説明
「音楽する」ことの初心と歓びを語り、音楽大国日本のピアノ教育を考える。ピアノを習う子供たちと演奏家を志す人々のために対話する英人教師の体験的音楽教育。
目次
序章 日本の音楽事情
第1章 「音楽する」ということ
第2章 子供とピアノ教育
第3章 音楽教育メソッドについて(鈴木メソッドについて;コダーイ・メソッドについて;「音楽的テクニック」の意味)
第4章 音楽を聴く能力について
第5章 音楽コンクールについて
第6章 これでいいのか日本の音楽大学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
2
百町森店主著書の参考文献だったので読みましたが、予想以上に気づきの多い面白い本でした。長男がピアノを習っていますが、私の時代の指導方法との違いに驚いています。それがこの本に詳しく書かれていました。子どもに音楽を習わせている親なら、ぜひ読んでみていただきたいと思います。●絶対音感は不要、時にハンディキャップにすらなる ●練習することが片時も義務・労苦であってはならない ●親が家庭で音楽に親しむ環境づくり ●テクニックよりも音楽的教養・理解を育むことが大事 ●コダーイのわらべうたの意義 ●音楽の良い教師とは2021/05/23