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ルネサンスの女たち

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  • サイズ B6判/ページ数 324,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106465024
  • NDC分類 237.04
  • Cコード C0395

内容説明

戦乱と権力闘争の嵐のなかをしたたかに生き抜いた4人の女の物語。執筆の回想を初めて収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

17
「なんでえこいつ、ベアトリーチェの意地悪姉ちゃんじゃねーか」……って、思った(笑) 最初にご登場☆の、イザベラ・デステの肖像見た瞬間(´Д`) カニグスバーグの『ジョコンダ夫人の肖像』で、彼女の印象は既に確立しておるのよ――自分が綺麗なことを鼻にかけてた姉ちゃんだな? せやけん、妹の夫含めて周りの男達すべて、自分の思うようになると思って振舞った人よねぇ? よくも、ベアちゃんを傷つけてくれて……怒。そんな訳でイザベラが夫の愛情をルクレツィア・ボルジアに奪われたり~のの目に遭うと、「ざまあ~♪」って思った笑。2018/02/02

フィガ郎

4
塩野さんのデビュー作!これから彼女の著作人生が始まったんですね!!女性の人生からルネサンス期の歴史を綴るという切り口はすごくよかった。初心を忘れずに作品を作り出している彼女の心意気にも感動させられた。2015/06/09

shiro

4
昔読んだ本の再読。当時はルネサンス期のイタリアの周辺状況についてまるで無知なまま読んだので、よく理解できない部分も多かったが、この著者の作品を一通り読んだ今、もう一度読み返すと、気付けなかったことに気付けるようになる。この著者のあまりに現実的、理論的、理性的な考え方、そして女性という事実を強烈に意識した書き方は鮮烈。また、内容も分かりやすく明快で読みやすい。作品に出てくる女性たちを分類するとしたら、1:時代の波を泳ぎきった女性 2:時代の波に抗い、流された女性 3:時代の波に翻弄され、漂った挙句漂着した女2009/05/16

Doraneko358

3
筆者の処女作ということもあって、かなり話が長く、あまり必要と思われない箇所をしつこく書いている部分もあるものの、ルネサンス時代の身分の高い女がどのような波乱万丈な生き方をしたのか非常に勉強になった。2015/07/08

めぐみこ

3
テーマが明確かつ狭いためか著作集1『ルネサンスとは何であったのか』よりぐっと読みやすい。これが処女作とは恐れ入る。どこまでも強かなイザベッラ・デステ、良くも悪くも女らしい女であったルクレツィア・ボルジア、時代の波に抗うカテリーナ・スフォルツァ、国の思惑に流され続けたカテリーナ・コルネール…どれもあの時代ならでは生き様。特に二人のカテリーナが対照的で興味深い。私も女だけど、女の幸せって何なんだろうなあと、考えずにはいられない一冊。2010/11/02

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