中公新書<br> 私のミュンヘン日記 - シュタイナー学校を卒業して

中公新書
私のミュンヘン日記 - シュタイナー学校を卒業して

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121007971
  • NDC分類 370.4

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティス@考える豚

7
母親の子安美知子がドイツのシュタイナー教育について綴った二著作『ミュンヘンの小学生』『ミュンヘンの中学生』に登場した娘・子安文が書くシュタイナー教育の体験日記。娘の通う学校について客観的に記録した前作と違い、本人の体験したシュタイナー教育丸のままの感想や葛藤を躍動的に綴っていて非常に楽しく読めました。記録的な意味合いが強かった母親の固い文章よりも遥かに読みやすかったし、その当時のドイツの教育についても見識が深められました。面白い!2013/05/28

アルゴン

4
★★★   ドイツはミュンヘンのシュタイナー学校に通った体験をつづったもの。かなり自由奔放に学校生活を過ごした筆者ですが、実に周囲に恵まれていたんだなあと感じます。学校もですが、両親とか、下宿先とか。2018/10/04

ぽて子

3
シュタイナー教育の生の声に興味がわいて手にとってみた。時代なのか国が違うからなのか…輝かしい青春時代がまぶしい。いい学生時代を送ったんだなぁ、筆者は。2014/09/02

ふみ

3
ずいぶん大昔に読んだ本だけど、最近「シュタイナー教育」を調べてて思い出したので再読。小学校~高校までをミュンヘンのシュタイナー学校に在籍卒業した日本人女性の自伝。日本では「自然育児」的イメージが強いシュタイナー教育を受けた子どもの思春期以降のリアルな姿がそこにある。クラシックからロックへの転向、酒、タバコ、恋愛・・ティーンのリアルな生活。それでもなお、工場見学やアビトゥア試験に真剣に向き合い、愛情をヴァイオリン音楽で表現することに悩む姿など、筆者の青春はすばらしいと思う。2012/06/02

amanon

2
特に物書きを志していたわけでもない二十歳過ぎの女性が、これだけの文章を世に出していたというのにまず驚き。日本ではまずあり得ないと思えるような奔放でいながら、同時に文化的でもある著者の十代の体験には、目も眩むような思いさえしてしまう。また、こうした日本ではなかなか受け入れられ難いような文化的バックボーンを抱えた著者が、その後どうやって日本の生活に馴染んでいったか?というのも興味深いところ。それと問題を繰り返す著者に心穏やかではなかった筈の両親が最終的に著者のドイツ滞在を認めたその決断力が見事だと思った。2016/05/19

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