目次
序章 魯迅文学とはなにか
第1章 紹興―小康と没落
第2章 南京―萌芽
第3章 東京・仙台―青春
第4章 東京―飛翔
第5章 杭州・紹興・南京―風雲
第6章 北京(その一)―吶喊
第7章 北京(その二)―彷徨
第8章 厦門・広東―激変
第9章 上海―論争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
woods
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魯迅の故郷・紹興をたずねるのにあわせて読んだ本。 中国人と中国社会を、文芸によって変える志に満ちた人であったことがよくわかる。 また、魯迅において、故郷の紹興と日本留学という二つのポイントが大きな意味を持っていることを学んだ。2015/12/17
りょーへい
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4月21日から。今年の20冊目。「魯迅がどのように生きたか。」が述べられている一冊です。「藤野先生」や「阿Q正伝」を著述した魯迅が文学で「如何に何を変えたかった?」これに尽きると思います。外面を治す医者から内面を変革させて行く文学者、紆余曲折ありながらセンセーショナルな文面を表した魯迅は中国の歴史を変えた人物といっても過言では無いのでしょうか?「反日」という感情が続きますが、今一度「中国の優秀であった人」に目を向けても良いかもしれません。2015/04/25
tohoho
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魯迅の人となり、魯迅文学を端的に理解できる。封建支配体制を支えてきた儒教にひそむ「馬々虎々」が無限に「欺瞞」的政治社会を生み出しており、中国社会に存在する「馬々虎々」と終生真正面から闘い続けている。2015/08/11
Reika Ueda
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一見難しそうですが、一気に読み進めることができました。 魯迅本人の本を読みたくなりました。2013/07/19
k_samukawa
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非常に詳細で面白かったが、「馬々虎々」がちょっとしつこかった……。2013/06/16