中公新書<br> 藤原京―よみがえる日本最初の都城

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中公新書
藤原京―よみがえる日本最初の都城

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  • サイズ 新書判/ページ数 305p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016812
  • NDC分類 210.34
  • Cコード C1221

内容説明

およそ一三〇〇年前、都は飛鳥から藤原の地へと遷る。持統天皇が「春過ぎて夏来たるらし」と詠った都は、七一〇年の平城京遷都まで一六年という短命のゆえか、あまり語られることがなかった。元号が始まり、和同開珎が鋳造された古代史上最大の転換期に、最初の本格的都城はどのように計画され、廃都にいたったか。『日本書紀』などの文学史料だけでは窺い知れない都の相貌が、二〇年余にわたる発掘によってよみがえる。

目次

藤原京の誕生とその時代
藤原宮はどこにあったのか?
藤原京・宮への遷都計画と造営経過
遺跡が語る藤原宮の造営
藤原宮の外郭施設と宮城門
藤原宮の中枢施設―大極殿・朝堂院と内裏
藤原宮の役所
本格的都城の誕生
藤原京の人口を推定する
藤原京の住宅事情
藤原京の市
都市問題の発生
藤原京廃都

著者等紹介

木下正史[キノシタマサシ]
1941年(昭和16年)、東京に生まれる。64年、東京教育大学文学部卒業。奈良国立文化財研究所にて、飛鳥藤原地域の発掘調査に携わる。現在、東京学芸大学文化財科学科教授
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