日本文学の歴史 〈1〉 古代・中世篇 1

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日本文学の歴史 〈1〉 古代・中世篇 1

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  • サイズ A5判/ページ数 365p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784124032208
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0391

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

24
追悼、ドナルド・キーンさん。早くにキーンさんに出会っていればよかった。こんなに日本・日本文学を愛してくださって・・。本書は翻訳だけれど日本人より日本文学を知っている方です。古事記から漢文学の時代までをじっくりと読みました。まだ私は未熟な読者なので飛ばしてしまう処もありました。文学には系図があってそれをまねした人もいれば他国の知識を自分風にした人もいた時代まで見ました。日本文学の美がどうなるのか楽しみです。2019/05/12

夜間飛行

16
古典を読むには骨が折れ、その魅力を知るのは難しい。さてこの本を読むと、古典を発見するには鳥瞰的に見ることも大事だと知れる。ウェイリーが源氏物語を翻訳して以来、世界の人々が日本の古典に注目しているというのに、当の日本人はその面白さに目を向けようともしない。本書は外からの視点でわが古典を見直すのに絶好であり、そのために豊富な図版も一役買っている。キーンさんの語るスサノオ、オオクニヌシ、ヤマトタケルはとても魅力的だし、また万葉歌人の一人一人のユニークさもよくわかる。日本の古典に対する尽きせぬ興味が湧いてくる本。2013/06/04

y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)

4
外国人が本気になると日本人をも凌駕するということを改めて実感した。2019/02/01

Omelette

4
おもしろさにびっくりした。第一巻は古代・中世篇1と題し、日本文学の黎明たる古事記と万葉集におよそのページを割かれてる。著者が目を通した参考文献の数よりも、いきいきとした想像力をもって古代人の営みをよみがえらせていることに驚く。扱うタイトルから予期される重々しさ、事々しさ、正統の権威が要求するところの、ものものしい姿勢は、きれいさっぱり洗い流されていて、ふつうの文章としてスラスラ読めるのがいいところ。古文に英文訳が添えられていて、そちらのほうがわかりやすかったりするのがおもしろい。全18巻もあるのか……2010/01/24

haru

3
読んでよかった。本当にそう思う。”わたしは日本文学が好きで堪らない一人である”。この本はそんなキーンさんで溢れている。文から枝葉が広がる。橋本平八のアメノウズメミコトの彫刻。安田靫彦や青木繁、上村松篁の絵画。奈良は葛城の高天原や逢坂、神戸から望む淡路島の写真。正倉院銀壺(に描かれている)の草花などのページ上部の写真。各章ごとに参考資料の羅列。そしてそれらもよみたくメモが増える。文章もやさしくてわかりやすい。作品、作者に対してのスポットのあて方が絶妙。近代までていねいに進めていきたい。2016/05/10

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