出版社内容情報
周囲の人々とのかかわりを中心とする社会性の発達は,子どものすべての発達の原点であり,目標でもある.本書は,この領域の研究に取り組んできた中堅・新進の研究者たちが,質の高さと読みやすさを目指し,議論を重ねてまとめた概説書であり,研究入門である.
内容説明
子どもがどのように成長していくのかを考える観点はいろいろあるが、本書は、対人関係を中心とする社会的な面での発達に焦点をあてている。本書は、さまざまな社会的発達の領域の研究に取り組んできた研究者たちが、社会的発達の基本的問題について概説し、さらに社会的発達研究の入門書としても役立ち得ることをめざして書いたものである。
目次
序章 社会性とはなにか―社会と個
第1章 愛着と発達
第2章 家族と社会化
第3章 仲間関係と発達
第4章 乳幼児保育と発達
第5章 自己の発達
第6章 他者理解の発達
第7章 社会的事象の理解とその発達
第8章 道徳性の発達
第9章 向社会的行動の発達
第10章 コミュニケーションの発達
第11章 社会的発達の生物学的基礎
第12章 社会的発達の文化的視点