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シリーズ人間の発達
発達とはなにか

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  • サイズ B6判/ページ数 244,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130131087
  • NDC分類 143
  • Cコード C1311

内容説明

発達は生物学的な変化で、年齢の増大につれて自然に有能になっていく変化だと誤って考えられていたが、1980年ころから、乳幼児は論理的に考えることができないという常識がひっくり返って、赤ちゃんの隠れた能力がつぎつぎにみつかった。なぜ長い間、誤った説が通用し続けたのか。「世の中が変わったためか、子ども達が、昔の常識では考えられない行動をする」といわれるが、時代の変化によって子どもは変わるのか;困った子どもが現われた場合に、その責任は家庭教育にあるのか;これら学校教育や育児の問題を考えるとともに、発達心理学の最近の動向を提示する。

目次

1章 人の発達は年齢だけでは決まらない
2章 知能検査では測れない子どもの能力
3章 年少者の「学ぶ力」を見直す
4章 誤っていた発達理論と誤りの原因
5章 文化がつくる「発達」と「発達心理学」
6章 子育てや教育が発達心理学から学ぶもの

著者等紹介

永野重史[ナガノシゲフミ]
1932年東京に生まれる。1959年東京大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻中途退学。国立教育研究所研究員、次長などを経て、1996年放送大学教授(発達と教育専攻)。専門は認知発達(とくに子どもの独創的な誤りの研究)、理科教育、幼児教育
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感想・レビュー

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tuna

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ピアジェやビネーなどの心理学が与えた影響を主に教育の問題から捉え、それに対する批判的な流れを描いている。実証することや、学問として体系付けることの中にある問題性を掴むことができ、心理学の教科書の情報を疑う上での視点を得ることができる。2012/03/27

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